1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「小4息子が作った貼り紙」で行方不明のインコが見つかった!「誰かが保護してくれてるよね」号泣する息子にSNS「よかったね」

まいどなニュース / 2024年10月4日 20時0分

ピッピちゃんは、今年8月初めに飼い主さんのところにやって来ました(飼い主さん提供)

「セキセイインコが見つかったのは、息子の作った貼り紙のおかげでした。これを親切な方が写真に撮って下さってて、保護した方に見せて下さったんです。
親切のリレーのおかげで見つかりました。
ありがたいです。
息子 大泣きでした」

逃げ出してしまったセキセイインコが見つかったことを、飼い主さんがSNSで報告。きっかけは、飼い主さんの息子さんが迷子のインコを探すために作った貼り紙だったとか。貼り紙を見た人が写真に撮って、保護していた人に見せたところ、いなくなったインコと判明したといいます。

飛べるようになったインコ、洗濯物を外に干す際に逃げ出してしまった

飼い主さんによると、インコの名前はピッピちゃん。生後2カ月で、今年8月初めにおうちにお迎え。夏休みは旅行にも行かず、小学4年の息子さんが毎日餌やりをして、手に乗るようになりました。しばらく飛べなかったピッピちゃんでしたが、少しずつ飛べるようになって隣の部屋まで行けるように。その数日後の9月19日朝、同居のおばあちゃんが洗濯物を外に干す際に飛べるようになったピッピちゃんを外へ逃がしてしまいました。

この時、飼い主さんと息子さんたちは既に外出。おばあちゃんが警察と市役所にはすぐに届けましたが、すぐに見つかることはなく…息子さんが学校から帰宅しピッピちゃんを逃したことをおばあちゃんから伝えられて、息子さんは大泣きしながら飼い主さんに電話してきたそうです。

「息子は泣きじゃくっていました。一番息子が大切にしていたピッピ…私は急きょ帰宅し、暑い中、泣く息子を連れて約2時間探し回りました。この日は、運動会の練習で疲れ切っていた息子は、体がボロボロになりながらも必死に探していました」

また息子さんの通っている小学校に足を運び、担任の先生に「もしインコが飛んできたから飼ってるという子がいたら教えてほしい」とお願い。このほか、飼い主さんは地元のグループLINEにも写真付きで情報提供を求めて、ピッピちゃんのことを呼び掛けたり、友人から迷い鳥を探すサイト「帰ろう、ことり」の存在やスーパーに貼り紙をしたりできることなどを知り、幅広く行動を起こすことを試みたといいます。

迷子のインコを探すため貼り紙を作った息子 飼い主「精一杯きれいな字で書いた」

「ピッピがいなくなってしまった翌日、息子は『学校に行きたくない。探したい』と言っていましたが、『学校に行けば誰かが見たとか、保護したとかの情報が入るかもしれない』と思い直して、登校してくれました。学校では、お友だちや学童保育の先生などにお願いし、実際に探しに行ってくれたそうです。また学童保育で息子は手書きの貼り紙を作っており、私がそこに写真を付けて、家のプリンターで印刷・ラミネート加工して家の敷地を囲む塀の7カ所に貼り付けて。他にペットショップにも貼ってもらいました」

貼り紙には、逃げ出してしまった日時や名前、月齢、連絡先などを記載し、ピッピちゃんの写真を貼り付けたとのこと。出来栄えは「日頃は字が汚い息子ですが、精一杯きれいな字を書いています」と飼い主さん。とにかくやれる限りのことをやり尽くし、そして飼い主さんたちは毎日朝晩探し続けました。とはいえ、雨も降ったり、少しずつ朝方が冷え込んでくるなどピッピちゃんが無事に生きているのか、飼い主さんは不安な思いを抱いていたとか。一方、息子さんは「誰かが保護してくれてるよね」と言い続けていたそうです。

そして、息子さんの強い思いが届いたのか…ピッピちゃんがいなくなってから1週間ほど経った25日、奇跡が起きました。突然自宅の電話が鳴っておばあちゃんが出たところ、ピッピちゃんが保護されていることが判明。息子さんは横で聞きながら再び号泣。飼い主さんに電話をし、保護主さんのところに二人でピッピちゃんをお迎えに行きました。

ピッピちゃんを保護していたのは、近くの病院のスタッフさん。息子さんが作った貼り紙を写真で撮っていた病院の同僚スタッフさんが、飼い主さんの自宅の電話番号を保護主のスタッフさんに伝え、飼い主さんのところに連絡が入ったのです。

当時ピッピちゃんは、31グラムだった体重が25グラムまで痩せて、尾羽が長くなり色も少しあせてしまい目が鋭くなっていました。帰宅後は2日間で29グラムまで回復、おしゃべりもするようになったそうです。さらにお迎えに行った日のうちにペットショップに見つかったことを連絡して、グループLINEにも報告。貼り紙にも「見つかりました」と記載し、戻ってきたことをお知らせしました。

もう見つからないかもと少し諦めかけていたという飼い主さんは「あらためて息子の貼り紙のおかげでいろいろなご縁がつながり、ピッピが見つかりました。私は諦めていながらも息子の熱意に押されて一緒に探し回っていましたが、奇跡だと思っています。最後まで諦めないことが大切だと息子に教えてもらいました」と話してくれました。

  ◇  ◇

「息子さん、一生懸命に作ったポスターが役に立って努力が報われて良かったです」

セキセイインコが見つかった投稿には、たくさんのコメントが寄せられるなど話題になりました。

「息子さんのお陰ですね 良かった良かったぁ~私も泣けてきました」
「息子さん、一生懸命に作ったポスターが役に立って努力が報われて良かったです」
「よかったですね しばらくは体調に気をつけてあげないといけませんが、寒くなる前に保護できて本当によかった これからは、お互いにロスト対策で鉄壁のガード目指しましょう」
「大事な家族を愛する気持ち、優しくて実行力があるご子息様で思わず嬉しく、コメントさせて頂きました!」
「優しい息子さんのお気持ちが伝わり保護できて良かったです SNSはこういう時に助かります 協力してくださった方も投稿見た方も心穏やかになって嬉しいです」

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください