会社の駐車場の片隅で、たった1匹凍えていた目も開かない子猫 温かな家族の元ですくすく育ち、“お兄ちゃん”になった

にゃんとも可愛い＝保護猫おもち＆ちょこさん（@omochi_nyaaaaa）提供

愛知県在住のYさんは、2022年9月に1匹の小さな命を救うことになりました。会社の駐車場の片隅で、たった1匹でうずくまっていたのは、まだ生後1週間ほどのオスの子猫。目も開かず、寒さに震えていたその姿を目の当たりにしたYさんは放っておくことができず、その子猫を家に迎え入れることを決めました。

「おもち」と名付けられたこの子猫。丸まって寝る姿がまるでお餅のようだったことが名前の由来です。保護当初は小さな身体で震えていましたが、Yさんと家族は一丸となり、おもちちゃんの世話に取り組みました。哺乳や保温、体調のケアを行いながら、慎重に成長を見守り続けました。

そんなおもちちゃんは、2年が経った今も温厚でおとなしい性格。

「いつも家族の隣に寄り添い、誰かの隣でゴロゴロと幸せそうにしている姿が特に可愛いです。」

Yさんは「おもちと一緒に暮らすことで、家族全員が優しさや責任感を学びました」と語り、日々の暮らしに温かな絆が深まっていったと感じています。

さらに最近では、新たに子猫のチョコちゃんも加わり、2匹の賑やかな生活が始まりました。しかし、少しユニークな問題が発生。おもちちゃんとチョコちゃんはそれぞれの食器が決まっているのに、なぜかお互いのお皿でご飯を食べてしまうのです。何度注意してもお皿を交換することが続いているため、結局2匹はお互いの食器を入れ替えて使うことにしたそうです。

Yさんにとって、おもちちゃん、チョコちゃんは家族の一員であり、その存在は日々の生活にたくさんの笑顔をもたらしてくれています。

（まいどなニュース特約・渡辺 陽）