ゴミ捨て場でエサを探していた子猫を保護…今では「頼りになる兄貴猫」に成長
まいどなニュース / 2024年10月14日 14時20分
ゴミ捨て場でエサを探していた子猫
福岡県に住むかずまさんの人生に、ういろうくん(6歳・オス)という特別な猫がやってきたのは6年前のこと。当時、ういろうくんは生後4ヶ月くらいでした。
ういろうくんは、かずまさんが当時住んでいた場所のゴミ捨て場で、ひとりぼっちでうろついていました。小さな体で飢えと寒さに耐えながらゴミ捨て場にいたその姿を見た瞬間、かずまさんはこの子を見過ごすことはできませんでした。
かずまさんが特に心を打たれたのは、ういろうくんがかずまさんの奥様の亡くなった猫にそっくりだったこと。「きっと、この子はうちに来る運命だったんだ」と感じ、里親としてういろうくんを迎えることを即座に決めたのです。
ういろうくんが家に来た最初の日、驚くほど大人しく優しい性格を見せました。新しい環境に戸惑うこともなく、穏やかにかずまさん家族に寄り添うその姿は、すでに「ここが自分の家だ」とわかっているかのようでした。
その時、かずまさんは「和菓子っぽい名前がいいな」と思い、ういろうくんと名付けました。まるでういろうのように甘く優しい性格が、和菓子の名前にぴったりだと感じたのです。
家族を支える冷静な兄貴猫
6年が経ち、ういろうくんは今や立派な大人の猫になりました。大人しく、いつも冷静な彼は、かずまさん一家の中でも特に落ち着いた存在です。しかし、ういろうくんの本当の魅力は、その面倒見の良さにあります。
新入りの猫が家に来た時も、ういろうくんは決して威嚇したり警戒したりせず、むしろその猫たちの世話を焼く姿が印象的でした。まるで自分の弟や妹ができたかのように、新入りの猫たちが安心して新しい家で過ごせるようにと優しく接していたのです。かずまさんも、その光景を見るたびに「本当に頼りになる存在だな」と感謝の気持ちを抱いています。
ういろうくんは、単に保護された猫ではなく、かずまさんとその家族にとって欠かせない存在となりました。奥様が亡くした猫との思い出を思い起こさせるだけでなく、家族をまとめ、支える大切な一員です。新入りの猫たちが安心して成長できるのも、ういろうくんの優しさと冷静さのおかげ。
今や、ういろうくんのいる生活が日常となったかずまさんの家。ういろうくんは、甘くて優しい和菓子のような存在であり、かずまさん家族に笑顔を届けてくれています。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
車に轢かれた瀕死の子猫 亡き愛猫に似ていると聞き「うちに連れて帰って来て」 絶望の淵から家族の愛で奇跡的に復活
まいどなニュース / 2024年10月12日 17時32分
-
14年連れ添った愛猫を失い、深い悲しみに暮れる日々 やんちゃな1匹の三毛猫が“猫型の穴”を満たしてくれた
まいどなニュース / 2024年10月11日 9時0分
-
ようかんはなぜ「羊羹」と書くのか?「ういろう」との違いは?【10月8日はようかんの日】
オールアバウト / 2024年10月8日 7時40分
-
液体感すごい…まさに「とろ〜り生猫」「流し猫」 爪研ぎボウルから溶け出す子猫の寝姿にネット騒然
まいどなニュース / 2024年9月26日 15時40分
-
ちっちゃい野良猫の“10年後の姿”にビックリ!親はライオンかな?:9月に読みたい記事
女子SPA! / 2024年9月24日 8時45分
ランキング
-
1牛丼チェーン「深夜料金」に不満の声が続出する訳 外食チェーンのインフラ化に我々は慣れてしまった
東洋経済オンライン / 2024年10月12日 9時40分
-
2「えっ…!」オートキャンプ場なのに「“車中泊”禁止」!? なぜ? 原因は「マナー違反」か? 気をつけるべきポイントとは
くるまのニュース / 2024年10月12日 18時10分
-
3「サンマ」に“赤い糸”が! 食べると“食中毒”になる? 専門家に聞いてみた
オトナンサー / 2024年10月14日 8時10分
-
4「もはや怖い…」ジャンポケ斉藤の妻の“幸せアピール”SNSに、ネットザワつく「借金だらけのはずでは?」
女子SPA! / 2024年10月12日 15時45分
-
5「自動音声ガイダンス」電話の巧妙すぎる詐欺手口 総務省をかたり「電話料金が支払われていない」
東洋経済オンライン / 2024年10月13日 10時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください