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亡き母親のデジカメを再生したら…こっそり写した娘の姿「いつの間に?」 愛あふれるまなざしに涙「タイムトラベルしてきた贈り物」

まいどなニュース / 2024年10月2日 8時33分

カメラを構える女性 ※写真はイメージ(west_photo/stock.adobe.com)

 母親の遺品のデジカメを再生するとーー。ネット上で今、1枚の写真がSNSユーザーらの心をつかんでいます。眼前に広がる芝桜と青空の大パノラマを前にたたずむ2人の若い女性。後ろ姿からも絶景に感動する様子が伝わってくるようです。撮影したのは元気だったころの母親で、女性2人は娘たち。撮影に気付かなかったという姉は、数年越しに知った母親からの愛に満ちた目線に涙しています。

家族の思い出、一気によみがえり…

 北海道在住のXのアカウント名「aco」さん(@__27turquoise)は約6年前、母親を亡くしました。先日、引っ越しの準備中にふと、母親が生前使っていたデジカメを再生すると、見たことがない写真が出てきました。

 写真は母親が亡くなる約1年前、家族でドライブ旅行した際に撮影されたものでした。

 「7年前の春、母と叔母、妹、私の4人でドライブ旅をしました。この時は裏摩周展望台へ行き、その後に神の子池、それから東藻琴の芝桜公園へ行きました。この日がちょうど(芝桜が)満開になった日で気温は5月なのに30度あり、とても暑かったのを覚えてます。帰ってきてから叔母の家でバーベキューをして楽しい時間を過ごしました」(acoさん)

 遺品のデジカメを再生したのは今回が初めて。「母の遺品の中にデジカメがあったのは知っていたのですが、充電がなく見たことはありませんでした。私も数年前からカメラを始めたので興味本位で充電をし、電源をつけたら写真が何枚か出てきて。まさかこんな数年越しに母の愛を感じる日がくるとは。思わず涙しました」(acoさん)

 acoさんから見た母親はとても頑張り屋だったそうで、「優しくて、抜けてるところもありますが、とても仕事熱心な母でした。写真は全く趣味ではなく、勤務先の飲み会のビンゴの景品でたまたま当たったデジカメでした」。

 大切な家族の思い出が消失しないように、写真のデータはパソコンにも保存したというacoさん。

 「デジカメは私の手元で大切にしようと思っております」(acoさん)

     ◇

 投稿は約2日で10万近いいいねがつき、SNSユーザーからは 「お母さまの愛情に満ちた眼差しが写されているよう」「タイムトラベルしてきた贈り物」「よくぞ残っていましたね」「本当にすてきな写真」「これは感動しますね」「泣いてしまう」などの声が寄せられています。

(まいどなニュース・金井 かおる)

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