<相談>新入社員時代、親身になってくれた男性上司と職場結婚→愛情が冷めたが世間体を気にする夫が離婚を拒否
まいどなニュース / 2024年10月25日 18時0分
「おまえに対する愛情はない。でも今さら別れるつもりもない」――職場結婚し、世間体を気にする夫から放たれた言葉。夫と別れたい女性の悩みに、離婚カウンセラー・夫婦問題研究家の岡野あつこさんが答えます。
【相談】「愛情はないが別れるつもりはない」という夫に限界
27歳の私は結婚4年目、4歳年上の夫と2人暮らしです。会社員時代、職場で人間関係のトラブルがあって、そのことで親身になって相談に乗ってくれた上司が今の夫です。学校を卒業したばかりだった当時の私はあらゆることに経験値が不足していたこともあり、4歳年上だった上司の夫がとても頼もしく思えたものです。
職場には内緒で付き合い始め、半年経った頃に私は妊娠、中絶しました。22歳という若さで出産をすることに自分自身でも不安だったこともありますが、一番の理由は夫が出産に反対したからです。
「新入社員を指導する立場のオレが、部下と付き合っているだけでも評価が下がるのに、妊娠させたことがわかったら出世の見込みがなくなるに決まっている」と言われ、ショックを受けました。
中絶はしたものの、結婚や出産をあきらめ切れなかった私は「今度、妊娠したら堂々と産みたいから」と強引に頼み込んで、職場の人たちにも交際していることを発表し、翌年になんとか入籍までこぎつけました。もちろん、私は夫のことを愛していたからです。
ところが、夫は違いました。結婚してから初めて夫婦喧嘩をしたときに、「おまえに無理矢理結婚を迫られた」「こんなことになるなら手を出すんじゃなかった」など心ないことを言われたのです。
そのとき以来、夫婦なのにきちんと話し合うことも、楽しく過ごすこともできなくなってしまいました。まわりの友だちが結婚して、円満な家庭を築いているという話を聞く度に「私の結婚は失敗だったんだ」と落ち込むばかりでした。
夫への不満もピークに達し、先日ついに「このままの状態だったら、もう離婚しかないと思う」と告げました。すると、驚いたことに夫は「おまえに対する愛情はない。でも今さら別れるつもりもない」と離婚を拒んだのです。
理由はまたしても世間体でした。「部下のおまえと結婚したことは社内でも有名なのに、これで離婚したら笑い者になるだけだから」と。子どももいないことですし、私は30歳になるまでに別れたいと思っているのですが、どうやったら夫に納得してもらえるでしょうか。
【岡野さんの回答】夫婦だけで話し合えなければ、離婚カウンセラーか弁護士に依頼する
壊れてしまった夫婦関係に修復の余地がなく、「30歳までに離婚して、新しく幸せな人生を生き直そう」という決意がかたいのであれば、離婚に向けて動くという選択もアリかもしれません。
問題は、夫が納得し円満に別れることができるかどうかです。妻の言い分を真剣に受け止めようとしない夫の場合、夫婦だけで話し合いをするのは難しいことも少なくありません。
そんなときは、第三者を立てることをおすすめします。第三者を入れることで、夫に「これはあなたが考えているより、ずっと深刻な状況ですよ」ということを認識してもらうところから始める必要があるからです。
まともに話し合いができない夫婦関係において第三者を選ぶときは、ふたりの共通の知り合いは避けた方が無難です。友人や親戚に間に入ってもらっても、夫にとって甘えられる環境になっては奏功しないからです。
第三者はプロとして経験豊富な離婚カウンセラー、あるいは弁護士に依頼しましょう。その道のプロに間に入ってもらうことで、「どうしても離婚したい」という意思を相手にしっかり伝えてもらうことができるようになります。
その上で、さらに家庭裁判所に離婚調停を申し立てるのが妥当です。調停委員を交えて話し合っていくことになります。
これが、「どうしても離婚したい」という気持ちを、夫に理解して納得してもらうための最善のアプローチです。
◆岡野あつこ(おかの・あつこ) 離婚カウンセラー・夫婦問題研究家/課題解決型マッチングメディア「リコ活」アドバイザー
「離婚しないに越したことはない! 」をモットーに、4万件以上の結婚、離婚、再婚相談を受け、数多くの夫婦問題を解決に導く。カウンセラー育成にも力を注ぎ、「マリッジカウンセラー、夫婦問題カウンセラー養成講座」を開講している。
(まいどなニュース/リコ活)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
50代夫婦関係:セックス拒否し続けていたら、本当に夫を嫌いに…夫婦関係カウンセラーがアドバイス
ハルメク365 / 2024年11月8日 22時50分
-
「面倒くさいから離婚はしない」と言えるうちは大丈夫?妊娠後期だった私が離婚を決めた理由
オールアバウト / 2024年11月8日 22時5分
-
「離婚してほしい」と夫から突然の三行半。水面下で10年以上続いていた「エコ不倫」とは
OTONA SALONE / 2024年11月1日 21時31分
-
【人生相談】冷めた夫婦関係…家庭内別居状態!もう離婚するべき?
ハルメク365 / 2024年10月30日 11時50分
-
「女にモテない男は営業が下手」 “浮気するのが当たり前”の職場を経た38歳夫の情けない言い訳
オトナンサー / 2024年10月27日 9時10分
ランキング
-
1【冬の乾燥対策に】ドラッグストアで手軽に買える! ハンドクリーム5選
マイナビニュース / 2024年11月21日 17時0分
-
2書店に行くとなぜか急にトイレに行きたくなる「青木まりこ現象」とは?
マイナビニュース / 2024年11月21日 16時2分
-
3【風呂キャンセル界隈】医師「心身が疲れた時こそ入浴を」 - 安全で健康的な方法とは
マイナビニュース / 2024年11月21日 11時0分
-
4とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
-
5生産性を上げ、まわりと差がつく5つの栄養素 ライバルを出し抜くために必要なのは「食事」
東洋経済オンライン / 2024年11月21日 10時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください