初めて猫を飼う夫が名付けた保護猫・銀ちゃん 迎えて夫婦の暮らしは一変 妊娠中の妻に寄り添い、家族の絆が深まった日々
まいどなニュース / 2024年10月23日 8時0分
保護猫の「銀ちゃん」とX(旧Twitter)ユーザーである保護猫 銀ちゃん(@ogin_the_cat)さんは、ありふれた出会いを超えた特別な絆を結びました。夫婦が銀ちゃんを迎え入れるまでの経緯、そしてその後の生活を振り返ることで、家族としての成長や喜び、苦労について見ていきましょう。
銀ちゃんとの運命の出会い、家族としての迎え入れ
2021年の夏、飼い主さん夫婦は、保護猫としてまだ生後1カ月ほどの小さな男の子の猫「銀」ちゃんと出会いました。実家で猫を飼っていた経験のある妻の飼い主さんは、再び、猫との生活を望んでいました。
2021年9月11日、インターネットの里親募集サイトを見ていた飼い主さん夫婦。愛らしい銀ちゃんに目が留まったのが運命の始まりです。夫と共に「また猫と暮らしたい」という思いを胸に抱き、夫も友人宅の猫を愛でるほど猫に興味を持っていたため、この出会いは自然な流れの中で起きました。すぐに保護主さんに連絡を取り、生後間もない銀ちゃんを家に迎えることを決意したのです。
それから10日ほど経ったころ、銀ちゃんは正式に飼い主さん家族の一員となり、新しい生活が始まりました。銀ちゃんを迎え入れることで、家がさらに温かい場所になり、飼い主さん夫婦にとってかけがえのない存在が加わったのです。
名前の由来と夫婦の絆
銀ちゃんを迎える際、印象に残る出来事の一つが名前決めることでした。飼い主さんは夫が初めて猫を飼うこともあり「夫に名付けてもらったほうがより愛着を持ってくれるようになるのではないか」と考え、夫に委ねることにしました。
そうして夫が提案した「銀」という名前が選ばれたのです。シンプルながらも力強い名前であり、銀ちゃんの優雅な姿にぴったりでした。
飼い主さん自身は、実家で猫を飼った経験はあるものの、今回は初めて主としてお世話をする役割を担うことになりました。動物病院の先生や、Xのフォロワーさんたちからのアドバイスを受けながら、少しずつ猫の世話に慣れ、銀ちゃんとの絆を深めていきました。
特に大変だったのは、飼い主さんが妊娠中で体調が悪かったとき。悪阻で寝込むことも多かった飼い主さんに、銀ちゃんは常に寄り添ってくれました。銀ちゃんの存在は、身体的にも精神的にも大きな支えとなり、この時期の銀ちゃんとの時間が深く心に残っているそうです。
銀ちゃんの性格と家族の生活の変化
銀ちゃんはその性格からも「ワンちゃんみたい」と友人から言われるほど、呼ぶとすぐに駆け寄ってくるような甘えん坊な面があります。
また、夜は飼い主さんと一緒に寝たり、来客があるとテーブルの上に乗って自己アピールをしたりと、非常に社交的な一面も持っています。家の中では、ねずみのおもちゃが大好きで、飼い主さんや夫が投げたおもちゃを持ってきて遊ぶ姿がよく見られます。時には「ニャー」と鳴いておもちゃを足元に持ってきて、遊びたがる姿がとても愛らしいです。
銀ちゃんをお迎えしてから1歳になるまでは、体調を崩すことが多く、病院通いや投薬などでお世話が大変な時期もありましたが、その分、呼びかけに応じてすぐに来てくれたり、静かな夜を一緒に過ごしたりする時間が夫婦にとってかけがえのないものとなりました。
夫もまた、銀ちゃんとの出会いを通じて大きな変化を感じました。もともと猫に対してはそこまでの興味を持っていなかったものの、銀ちゃんが家族の一員となってからは、「銀がいない生活は考えられない」とよく口にするようになったと言います。
特に夫が帰宅すると、銀ちゃんは必ず玄関で出迎え、「ただいまの撫で撫で」を求めるかのようにごろんと転がります。この瞬間が夫にとって一日の疲れを癒す、何よりの幸せな時間となっているのです。
飼い主さんは銀ちゃんとの生活を通じて、Xのアカウントを作成しました。これは単に銀ちゃんの成長記録を残すためだけでなく、保護猫という選択肢も広めたいという願いから始まったものです。多くの人に、保護猫が素晴らしい家族となることを知ってもらいたいという思いが込められています。
今、飼い主さん夫婦の間には、子どもが誕生しました。そのため、以前ほど銀ちゃんにかまう時間が減ってしまいましたが、飼い主さんは銀ちゃんに寂しい思いをさせないように常に心掛けています。銀ちゃんは家族にとって大切な存在であり、これからもずっと健康で長生きしてほしいと願っています。
銀ちゃんとの日々は、愛と絆に満ちたものです。これからも、飼い主さんとその家族は銀ちゃんと一緒に幸せな時間を過ごし続けることでしょう。そして、保護猫という選択肢をもっと広め、他の人々にも保護猫との素敵な出会いがあることを願ってやみません。
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
逃げられないほど衰弱した子猫…「このままでは死んでしまう!」と保護 癒着した片目は完治せず…でも元気いっぱいに成長
まいどなニュース / 2024年11月13日 14時20分
-
「この子は贈り物なのかも」誕生日に神社で見かけた子猫 保護から8年…甘えん坊に成長した猫が家族にくれた“ぬくもりの日々”
まいどなニュース / 2024年11月6日 7時40分
-
動物好き夫婦に訪れた子猫との出会いから3年…今や妹猫と赤ちゃんを見守る、頼れる“お兄ちゃん”に成長
まいどなニュース / 2024年11月3日 11時45分
-
「私の大切な娘です」壁の隙間に落ちて鳴き叫んでいた子猫を救出 負傷で片目を失ったけれど…サビ柄の素敵なレディに成長
まいどなニュース / 2024年11月2日 14時30分
-
体重318グラム、結膜炎で目が塞がった子猫を保護、手厚いケアを受けてぱっちりおめめが復活…日課となった『甘えたさんタイム』とは?
まいどなニュース / 2024年10月30日 12時40分
ランキング
-
1とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
-
2【GU】1290円の「冷たい風も防ぐ手袋」は、自転車に乗っていても手があったか! 水や汚れをはじく&スマホ操作もできる高機能グローブ
Fav-Log by ITmedia / 2024年11月22日 8時35分
-
3ファミマの「発熱・保温インナー」はヒートテックより優秀? コンビニマニアが比較してみた
Fav-Log by ITmedia / 2024年11月21日 19時55分
-
4今さら聞けない50・60代からの「新NISA」のキホン 投資で効率よくお金を増やすための心強い制度
東洋経済オンライン / 2024年11月22日 8時10分
-
5日本の皇位継承が国連勧告を受けるという恥をかかせた元凶…明治時代「男系男子限定」に誘導した人物の名前
プレジデントオンライン / 2024年11月22日 9時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください