島根県のオモシロ土産でヒット！？ 実家が人気ドラマ・ロケ地の作家が企画、出雲大社ならではの土産とは？

「どっきり！神話シール　出雲伝説」を手にするさくらいみかさん＝松江市内

　神話で有名な島根県出雲市。観光名所の出雲大社すぐそばの土産店で、ビックリマンシールを思わせる、きらきらした仕上がりのシール商品が登場した。「どっきり！神話シール　出雲伝説－ヤマタノオロチ編」は、島根県松江市出身のクリエーター・さくらいみかさん（４３）＝東京都在住＝が企画・開発。スサノオノミコトなどを現代風にアレンジしてキャラクター化し、出雲神話を身近に感じられるよう工夫している。

　さくらいさんは、父の実家である島根県奥出雲町の櫻井家住宅がドラマ「ＶＩＶＡＮＴ（ヴィヴァン）」のロケ地となった際、「乃木家のクッキー」を企画・開発した。ほかにも島根を盛り上げる土産を作りたいと考え、出雲を語るのに外せない神話のヤマタノオロチ伝説と、身近で手軽に手に取りやすいシールを掛け合わせた商品を思いついた。

　製作では、友人２人に声をかけ「どっきり！神話シール製作委員会」を設立した。デザインとイラストは菓子のおまけで人気の「ビックリマンシール」などを手がける企業で、以前にデザイナー見習いの経験があるサイバーおかんさん、神話に詳しいライターの井口エリさんが、テキストと監修をそれぞれ担当した。

　ヤマタノオロチ、クシナダヒメ、スサノオノミコトの３枚セット。裏に、神話をもとに各キャラクターを面白おかしく紹介する文章を載せた。

　一畑電車の出雲大社前駅駅舎内の土産店ＬＯＣＡＬ－ＩＺＭ（ローカリズム、出雲市大社町杵築南）で、９７９円で販売中。売り上げの一部は、出雲大社の次の大遷宮に奉賛する。さくらいさんは「観光客だけでなく地元の人にも面白がってもらい、ファンが増えたらうれしい」と話す。

（まいどなニュース／山陰中央新報）