4人に3人が「蛍光灯の製造が2027年末までに終了することを知らない」 LED照明に交換しない理由は?
まいどなニュース / 2024年10月23日 11時30分
水銀による環境汚染と健康被害を防ぐため、一般照明用の蛍光ランプ(蛍光灯)の製造・輸出入が2027年末までに段階的に廃止されることが話題になっています。パナソニック株式会社(東京都港区)が、全国の20~70代の男女869人を対象にインターネットで実施した「照明」に関する調査によると、4人に3人以上が「蛍光灯の製造・輸出入が終了することを知らない」と回答したことがわかりました。
同社が全国の20~70代の男女869人を対象として、2024年2月に実施した調査によると、直近で「直管型蛍光灯」を購入した際、「2027年末までに蛍光灯の製造と輸出入が終了することを知らなかった」と答えた人は76.0%に上りました。
また、住居に1箇所でもLED照明がある全国の20~60代の男女2000人を対象として、2024年3月に実施された「各部屋におけるLED照明器具の設置率」の調査によると、「リビング」(56.5%)や「ダイニング」(44.6%)では比較的設置率が高いものの、「子ども部屋」(37.3%)や「内玄関」(25.4%)など、個室や小さいスペースの設置率は依然として低い傾向がみられました。
そこで、同社では全国の20~60代の男女800人を対象として、2024年9月に本調査を実施したところ、「蛍光灯からLED照明に交換しない理由」は、「替えるのが面倒だから」(25.9%)が最多となった一方、「特に理由はない」(25.2%)と答えた人もほぼ同率となり、半数以上の人が「なんとなく替えていない」ということがうかがえました。
続いて、「蛍光灯とLED照明の違いの理解度」を調べたところ、「とても理解している」は30.9%という結果になり、照明について正しい知識をインプットする必要があることが浮き彫りとなりました。
最後に、「自宅のLED照明が使用できる期間」について尋ねたところ、「6年~10年は使用できる」(41.5%)が最多となりました。一方、一般的なLED照明の寿命は10年と言われる中、「11年~20年は使用できる」(22.3%)や「21年以上、半永久的に使用できる」(8.6%)など、約3割の人がLED照明の寿命を誤って認識している可能性もあることがわかる結果となりました。
◇ ◇
調査を実施した同社は、「一般的に直管蛍光灯ランプとツイン蛍光灯ランプ(コンパクト型蛍光ランプ)を器具ごと交換によりLED化する場合、電気工事の有資格者による工事が必要となります。正しい知識を身につけ2027年の蛍光灯の製造と輸出入禁止に向けて、計画的にLED照明を導入することをおすすめします」と述べています。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
消えゆく蛍光灯、広がるLED=交換工事、人手不足が影
時事通信 / 2024年12月31日 9時0分
-
グロースターター式器具の直管形蛍光灯と交換できる「Luminous(ルミナス) LED」より「グロースターター式対応 LED直管ランプ」を発売
PR TIMES / 2024年12月26日 11時15分
-
蛍光灯、27年末に製造禁止 政府、水銀規制で政令改正
共同通信 / 2024年12月24日 10時44分
-
創業105年の町工場生まれの名品を後世へ。笠松電機製作所の照明4種をtoolboxが復刻
PR TIMES / 2024年12月12日 18時45分
-
【大掃除に関する意識調査】年末のイヤイヤお掃除スポットが明らかに。持ち越しスポットの1位は「窓・サッシ」、2位は「照明器具」
PR TIMES / 2024年12月11日 11時45分
ランキング
-
12025年「値上がりしそうな中古車」何がある? 「インプ/ランエボ」もヤバい!? 米国「25年ルール」解禁で国産の“名モデル”海外流出の危機! 今買っておくべき5台は
くるまのニュース / 2025年1月2日 19時10分
-
2めちゃ遅い…「ノロノロ運転」は違反? 「10キロおじさん」が過去に話題! 知らないうちに「逆あおり運転」となる条件とは?
くるまのニュース / 2025年1月2日 17時10分
-
3こんな10円玉があるの!? 一見“偽物”のようにも見える10円玉が「6500倍」の価値に大化けしたワケ
オールアバウト / 2025年1月2日 21時50分
-
4運転中の「ながらスマホ」は罰金だそうですが、「信号待ち」だったら「運転中」ではないのでOKですよね? 別に事故とか起こさないから大丈夫…? 法律では実際どうなのか
くるまのニュース / 2025年1月2日 12時10分
-
5電気・ガスなし築73年「廃団地」が満室の不思議 廃団地を90万円で購入して貸し出したら…
東洋経済オンライン / 2025年1月2日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください