まるでアイドル撮影会！「はにわ展」でカメラをかまえるファンの姿が話題に 東京国立博物館

10月16日から12月8日、東京国立博物館平成館で開催中！挂甲の武人 国宝指定50周年記念特別展「はにわ」（上野御徒町のくろもんさん提供）

まるでアイドルの現場かのように熱烈なファンが集うはにわ展がSNS上で大きな注目を集めている。

展示されたはにわに群がりカメラをかまえるファンたちを撮影し「はにわが人気すぎてアイドル撮影会みたいになってる」と紹介したのは上野御徒町のくろもんさん（@uenokuromon）。

くろもんさんが訪れたのは東京国立博物館平成館（東京都台東区）で10月16日から開催中の挂甲の武人 国宝指定50周年記念特別展「はにわ」。全国各地から約120件の埴輪を集結した展覧会で、国宝「埴輪 挂甲の武人」を修理後初披露するとあって数多のはにわファンが終結しているのだ。

くろもんさんにお話を聞いた。

ーーはにわ展に足を運んだ経緯は？

くろもん：よく上野公園を散歩しているのですが、東京国立博物館の前にはにわ展の大きい看板が出ていました。「そういえば埴輪って学校では習ったけど、実物をマジマジと見たことはないな〜」と思い入場しました。

ーーこの光景をご覧になって。

くろもん：5体の埴輪それぞれに人が群がって撮影していました。いずれも大人気だったので、まるで人気アイドルグループの握手会みたいだなと思いました（笑）。他の人から言われて気付いたのですが、アイドルの語源は偶像ということもあり、ぴったりな表現ではないかと思いました。

ーーこの他にもおススメの展示があればお聞かせください。

くろもん：入り口で待ち構えていた「埴輪 踊る人々」は、あどけない表情に脱力感のあるポーズで、こちらも大人気でした。修理後初のお披露目だそうです。

また動物の埴輪も可愛くて、並べて展示されている鹿形埴輪2匹は特にお気に入りです。見返り美人のような振り向き具合と、何かを発見したかのような表情がたまりませんでした。

ーー投稿への反響について。

くろもん：まさかここまで反響があるとは思わずびっくりしました。NHKキャラクターのはに丸であったり、すみっコぐらしとのコラボ商品だったり、他の博物館の埴輪も教えてくれて、埴輪は時代を超えて日本人に愛されているんだなと感慨深いものでした。

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SNSユーザー達から

「埴輪はアイドルだから仕方ないよねー」
「ついに埴輪が天下を取る時代に！ハニ丸出陣だ！」
「はにわ　尊いね　歴史のロマンを感じるね」

など数々の驚きの声、共感の声が寄せられた今回の投稿。展示は12月8日までなので、はにわ好きの方はぜひ足を運んでいただきたい。

なお今回の話題を提供してくれたくろもんさんは、自身がお住まいの街である上野御徒町推し。「ミュージアムや動物園だけではなく、美味しいグルメもたくさんあるのでぜひ訪れてみてください。特に御徒町駅近くの鮮魚スーパー吉池と、絶品どら焼きのうさぎやはオススメです」ということだった。note『くろもんおすすめグルメ@上野御徒町』ではさまざまなグルメ情報も掲載されているので、ご興味ある方は要チェックだ。

（まいどなニュース特約・中将 タカノリ）