「スプーンではねかえった水」「こぼしたコーヒー」…日常の「小さい絶望」をモチーフにしたぬいぐるみ、ネット民に広がる共感
まいどなニュース / 2024年11月11日 16時16分
蛇口から勢いよく出た水がスプーンにあたってはねかえったり、倒れたマグカップからせっかくいれたコーヒーがこぼれてしまったり…日常の中のささいな、しかし、悲しい経験を「ぬいぐるみ」にした作家の個展の告知ポストに「X」上で大きな反響がありました。
作者のお名まえは「まこすん」さん(@makosun3939)といい、2021年よりぬいぐるみ作家として活動中です。特に、日常生活を送る中での「ちょっとした失敗」や「残念なできごと」をぬいぐるみにした「小さい絶望のぬいぐるみ」の投稿がSNSで拡散し、以前まいどなニュースのインタビューで、「(このぬいぐるみは)自身の経験をもとに製作されたシリーズだ」と話していました。
10月5、6日に「東武練馬駅」で行われた「小さい絶望のぬいぐるみ展」開催について「たくさんの小さい絶望をぜひみにきてください」というひと言とともに投稿した告知ポストには11万件をこえる「いいね」がつくなど、現在、SNSにて注目を集めるクリエイターです。投稿には共感のコメントが寄せられました。
「絶望もぬいぐるみにするとかわいい」
「絶望なのにぬいぐるみになると可愛いから不思議」
「あー分かるっていう作品ばかりでなんか親近感わいた。」
2日にわたって行われた個展での、実際の手応えなどをまこすんさんにお聞きしました。
「発想やアイデア」を称える声
――当日、個展に来てくださった方はどういう反応やコメントを?
発想が面白いですねとか、よく思いつきましたね、とかアイデアを褒めていただけることが多かったです。
――特に人気を集めた作品を教えてください。
スプーンではね返った水のぬいぐるみが特に人気でした。
――自身の作品に共感してくれる人に対してどう感じていますか。
こういうことよくあるよね、と共感してクスッと笑ってもらえるのでうれしいです。
おススメの「ぬい活」は
11月16、17日に行われる「デザインフェスタ」(東京ビッグサイト)では「こぼしたコーヒー」(税込3200円)、「スプーンではね返った水」(税込3200円)を発売予定だという、まこすんさん。
「実際に『小さい絶望のぬいぐるみ』をお迎えしてくれた人に向けて、作者おススメの『ぬい活』の提案はありますか」とお聞きすると、以下のように答えてくれました「飾ったり、持ち歩いたり、愛でたり、お好きな感じで小さい絶望を感じていただけると嬉しいです」(まこすんさん)。
(まいどなニュース特約・山本 明)
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