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「子猫をひろった…どうしよう」「うちに連れておいで」姪が道路上で救出した子猫をお迎えして4年6カ月、体重195グラムの小さな命は超ビッグに成長

まいどなニュース / 2024年11月1日 18時0分

保護当時、小さくはかなげだった子猫のきゅーちゃん(画像提供:きゅーちゃん成長日記さん)

2020年4月24日、ある夕暮れ時に元保護猫の「きゅー」ちゃんと、X(旧Twitter)ユーザーの飼い主・きゅーちゃん成長日記(@cute20200424)さんは運命的な出会いを果たしました。

きっかけは飼い主さんの姪からの一本の電話です。「猫を拾ったけれど、どうしたらいいかわからない」という連絡に飼い主さんは「うちに連れておいで」と返事をしました。

まだ生まれて1週間ほどだったきゅーちゃんは、その日から新しい家族のもとで新しい生活をスタートさせることになったのです。

きゅーちゃんの命を繋ぐために…懸命なケアをする日々

姪がきゅーちゃんを発見したのは、交通量の多い駅への道の真ん中でした。

小さな体でぽつんとひとりぼっちでいたきゅーちゃんを見つけた姪は、「もしかして車にひかれたのかも」と思いながらも、抱き上げると消え入りそうな小さな声で「きゅーきゅー」と鳴いていたのです。

姪の家には、猫アレルギーがある子どもがいるため連れて帰ることができず、飼い主さんに連絡をしたのです。

きゅーちゃんがおうちにやって来ると、飼い主さんはすぐに温かいタオルで包み保温を開始。姪は急いでミルクなどお世話に必要な物を買いに行きました。

この日から始まったきゅーちゃんのお世話は、2時間ごとのスポイトでの授乳や体温の管理、そして病院での健康チェックなど多忙を極めるものでしたが、懸命な世話の甲斐あって、きゅーちゃんはみるみる元気に育っていきました。

「ミルクもよく飲んでくれて、離乳食も順調に食べて、すくすくと成長しました」と飼い主さん。きゅーちゃんは、その強い生命力で困難を乗り越え、すくすくと成長したのです。

すくすくと成長したきゅーちゃん、かわいらしい行動にキュン

きゅーちゃんは、現在、4歳6カ月になりました。

穏やかでのんびりとした性格の女の子です。また、インターホンが鳴ると、さっと2階へ駆け上がり隠れてしまうほどの怖がりな一面も。飼い主さんは、ヘソ天で寝るきゅーちゃんの姿にいつも癒やされています。

成長とともに、先住猫よりも大きくなり、これまで飼い主さんが迎え入れてきたどの猫よりも体格が良くなりました。

「体の大きさに反して、とても控えめな子なので、先住猫と揉めないよう気を使っています」と飼い主さん。そんな控えめなきゅーちゃんも、たまに先住猫からしつこく絡まれると反撃することもあるそうで、家族の中では頼もしい存在としても愛されています。

また、食事を楽しみにしているきゅーちゃんの姿も、飼い主さんにとって微笑ましい日常のワンシーンです。

「ご飯を待ちきれなくて、いつも誰よりも先にちょこんと座って、遠慮がちにご飯を待つ姿がかわいらしくてたまりません」と教えてくれました。

健康を大切に、これからも共に歩む日々

きゅーちゃんとの生活は、日々、飼い主さんに多くの幸せを届けています。

「姪がきゅーちゃんを助けてくれて本当に良かった」と感謝を述べる飼い主さん。食いしん坊なきゅーちゃんがつい食べ過ぎないよう見守りつつ、「猫も人間も健康を維持して一緒に歳を重ねていきたい」と語っています。

保護された当初は、小さくはかなげだったきゅーちゃんですが、今では家族の中心となって穏やかな日々を過ごしています。

飼い主さんの愛情に包まれ、きゅーちゃんはこれからも幸せな日々を過ごしていくことでしょう。

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

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