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貯水池で身動きできなくなった子猫の悲痛な鳴き声が! 人懐こい性格に心溶かされ…先住猫が3匹いたが「この子も家族に」

まいどなニュース / 2024年12月21日 16時0分

文句なしに可愛い=クリ猫のもっちさん(@senatetokoharu)提供

クリ猫のもっちさんが迎えたこむぎちゃんは、1歳のやんちゃな男の子です。

出会いは2023年11月、少し肌寒さを感じる季節でした。もっちさんのご主人が取引先からの帰り道、車に乗り込もうとしたときに、どこからか「ニャーニャー」と悲痛な鳴き声が聞こえてきました。その声の主を必死で探したご主人は、貯水池にハマって身動きできなくなっている子猫を見つけたのです。

「急いで子猫を引き上げると、その小さな体には藻が絡まり、冷たくなって震えていました。急いで動物病院へと運び込み、体をきれいにしてもらい、検査を受けた後、家に連れ帰りました」

しかし、もっちさんは、すでに3匹の猫たちと暮らしていたため、「これ以上増えるのは…」と少し戸惑いがあったそうです。けれども、実際にこむぎちゃんと対面すると、そのムチムチとした愛らしい体つきと人懐っこい性格に心が溶かされ、「この子も家族に」と決意が固まりました。

こむぎちゃんは当初、新しい環境に怯えていて、特に先住猫たちのことを怖がりました。しかし、人のことは大好きで、もっちさんやご主人の膝の上にすぐに飛び乗って、ゴロゴロと甘えてきました。

「迎え入れた夜には、先住猫たちへのストレスを避けるために別の部屋に隔離しましたが、やはり心細かったのか夜鳴きがひどく、家族は一晩中眠れませんでした」

その後、こむぎちゃんは翌日には驚くほど環境に順応し、特に先住猫のテトちゃんとセナちゃんとは早速打ち解けて、遊んだり寄り添って寝たりするほどの仲良しになったそうです。

「こむぎ」という名前の由来は、その茶色の毛色から。こんがりと小麦色に焼けたパンのような毛色にちなんで名付けられました。

野良出身のこむぎちゃんは、食欲がとても旺盛で、食べ物に対する執着もかなりのもの。特におやつのちゅ~るを見せた瞬間には「に゛ぎゃゃあーーー」と独特な声を響かせ、家族を笑わせてくれるのです。その声のクセも、もっちさんが特にお気に入りの愛くるしい一面です。

こむぎちゃんが家族に加わって以来、家の中はより一層賑やかになり、毎日のようにこむぎちゃんの食欲を満たすため、ご飯の注文頻度も増え、トイレの掃除も倍増しているとのこと。

もっちさんは微笑ましく語りますが、それ以上に先住猫たちと仲良く遊び、疲れたらくっついて眠るこむぎちゃんの姿には、家族全員が癒しと元気をもらっているそうです。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

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