東福岡高校ラグビー部歓喜の瞬間、探偵ナイトスクープ芸人が涙「見て下さい」「敬意と拍手を」

東福岡高校ラグビー部（@higashifukuoka_rugby）のインスタグラムより

スリムクラブの真栄田賢さんが13日、X（旧Twitter）を更新し、東福岡高校ラグビー部の集合写真に涙したことを明かした。「探偵！ナイトスクープ」（朝日放送）で探偵を務める真栄田さんは「以前ナイトスクープでリョウスケ君という息子さんを亡くしたお母さんが、リョウスケ君が心底行きたかったが 無念にも行けなかった東福岡高校の練習に挑むロケがありました」「その東福岡が今年優勝しました」と全国高校ラグビー大会福岡県予選を制した東福岡高校の歓喜に沸く集合写真をアップした。

「写真見て下さい。リョウスケ君がいます」とリョウスケ君の遺影を抱く東福岡高校の選手がいることを紹介し、「東福岡高校に敬意と拍手を。涙が出た」と感動をつづった。

「探偵！ナイトスクープ」で2024年6月28日に放送された「亡き息子リョウスケの夢」は、不慮の事故で14歳の息子を亡くした52歳の母親が登場する。ラグビーに打ち込んでいたリョウスケ君を失った母親は「息子になってラグビーがしたい」と息子が夢見たラグビーの名門校、東福岡高校へおもむき、屈強な選手たちと1日練習をともにした。

息子リョウスケになりきって名門ラグビー部の練習に参加した52歳の母親が、「リョウスケ行け！」「ナイスファイト」とチームメイトから励まされながらボールを回し、ぶつかる姿に「めちゃくちゃ泣いた」と涙する視聴者が相次いだ。YouTubeにアップされた動画は140万回再生されている。

東福岡高校ラグビー部は番組放送後、【探偵ナイトスクープ】と題してインスタグラムを更新し、「『リョウスケとしてヒガシのグランドに立ちたい』そんなご依頼があったとき、正直驚きました」「しかし、ラグビーが大好きで、日本代表になるための人生設計をし、『ヒガシに入学したい』と必死で勉強でもラグビーでも努力していたリョウスケくんが、不慮の事故で14歳という若さでこの世を去ったことを知り、藤田監督はじめラグビー部一同、ぜひご依頼をお受けしたいと思いました」

「そして取材当日、リョウスケくんのご家族がヒガシのグラウンドへ。お母様がジャージに着替えてヘッドキャップを被り、「リョウスケ」として練習へ参加されました」。当日は特にハードな練習の日だったといい、「最初は『最後まで練習に参加できるかな？』と心配していました。それでもリョウスケ（お母様）は必死に練習に食らいついていました」「『リョウスケが抱えていたラグビーへの熱意を感じたい』その気概を感じられるお母様の姿を見て、選手たちもスタッフも『すごすぎる、、』と唖然」

「練習を終えたあと、リョウスケくんが着ていたかもしれないグリーンジャージと今年のチームTシャツをお渡しさせていただきました。
『ヒガシに入りたい』『スポーツ推薦がもらえなくても、一般入試で学費免除をしてもらえるように頑張る』周りからは無謀な挑戦だと言われても、自分の目標のために頑張っていたリョウスケくん」「できることなら、リョウスケくん本人にヒガシに来て活躍してほしかった。ですが、今回、彼の夢（ご家族の夢）を少しでも叶えるお手伝いができたのであれば嬉しいです」

「リョウスケくんが憧れた『ヒガシ』」「これからもそんな存在であり続けられるよう、技術力も人間性も磨いていきたいと思います」とつづっていた。

母親の練習参加を受け入れた東福岡の選手たちが、リョウスケ君とともに優勝を喜ぶ姿に「泣ける」「リョウスケ君もきっと一緒に戦ったんでしょうね」「部員さん素晴らしい」と称賛の声が上がった。