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2年越しの決断…愛猫の面影を宿す野良猫を家族に迎えて 膝の上で見せた寝顔が紡いだ絆

まいどなニュース / 2024年11月28日 15時20分

温かい毛布にくるまって眠るメルモちゃん(画像提供:おたむさん)

元保護猫の女の子「メルモ」ちゃん(取材時、2歳6カ月)と、X(旧Twitter)ユーザーの飼い主・おたむ(@donchintan696)さんが出会ったのは、今から2年前の秋でした。

広い敷地内で地域猫の1匹として生活していたメルモちゃん。飼い主さんがはじめて出会ったとき、まだ生後6カ月ほどでした。

「当時、我が家には21歳の先代猫『リリィ』がいました。メルモちゃんは、そのリリィにそっくりな見た目だったため、気にかかったのです。ただ、その時点では保護する余裕がありませんでした」

虹の橋を渡ったリリィちゃん、2年の時を経てメルモちゃんを保護

飼い主さんは、その後も敷地内でメルモちゃんの姿を見かけました。

しばらくすると、見慣れない猫が現れるようになり、メルモちゃんを追い出そうとしたり、木の上に追いやったりするように。飼い主さんは、何度かメルモちゃんを木の上から抱いて下ろすことがあったといいます。

「何度か助けるうちに、メルモちゃんは私の膝に乗るようになって、懐いてくれたんです。そうしてメルモちゃんと出会ってから2年が経ちました。今年、10月14日にリリィが虹の橋へ。悩んだ末に、メルモちゃんを保護することを決めました」

メルモちゃんを保護することを決断をした飼い主さんは、Xで報告。フォロワーから多くのアドバイスや応援のコメントが寄せられました。

そして、2024年10月17日、飼い主さんはメルモちゃんを無事に家へ迎え入れることができたのです。

「フォロワーさんのアドバイスがとても心強かったです。本当に感謝しています」

家での新しい生活とメルモちゃんの変化

保護されて間もないメルモちゃんですが、まだ完全に新しい生活に慣れてはいません。

家での様子について、飼い主さんはこう語ります。

「まだ、外で暮らしていたときのことを思い出してしまうことがあるようです。夜鳴きをしたり、逃げようとしたすることもあります。そのため、今は慎重に見守っているところです」

しかし、そんな中でも飼い主さんにはすでに心を開いている様子が見られるとのこと。

「家族の中で、私には特に心を許してくれているようで、リラックスしています。『へそ天』でくつろぐ姿を見ると安心しますね。お腹を撫でられるのが大好きで、楽しくなると二足立ちになるところもかわいらしくてたまりません」

飼い主さんに甘える姿や、リラックスした様子からも、メルモちゃんが少しずつ家に馴染んでいることが伝わってきますね。

メルモちゃんへの思いとこれからの願い

野良猫だったときの習性がまだ残っているメルモちゃん。そのため、飼い主さんは日々試行錯誤しながらメルモちゃんのケアを続けています。

「いつ落ち着くのかはわかりませんが、手探りでサポートしています。まだ不安なことも多いですが、1日でも早く『ここが私の家だ』と思ってもらえるように見守り続けたいです」

さらに、飼い主さんは、メルモちゃんのように外で暮らしている猫たちの未来についても強い思いを抱いています。

「メルモのような猫が、1匹でも多く保護され、温かいおうちで暮らせることを心から願っています。『保護猫はいいよ』と、もっと多くの人に伝えたいですね」

保護され、家族の一員として愛されるようになったメルモちゃん。これからも飼い主さんの温かい愛情に包まれて、新しい生活を楽しんでいくことでしょう。

メルモちゃんの幸せそうな姿は、多くの人々に保護猫への理解を深める一歩となることを願っています。

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

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