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洗濯ネットに入れられて、捨てられていた子猫が…先住猫と飼い主の愛に包まれ“家族の一員”に

まいどなニュース / 2024年11月27日 12時20分

お迎え当日、キャリーケースに入ってやって来たみことくん(画像提供:まお家のこまち様とみこと殿さん)

2024年6月29日、元保護猫の男の子「みこと」くん(取材時、生後推定7カ月)は、X(旧Twitter)ユーザーの飼い主・まお家のこまち様とみこと殿(@maobluef)さんのおうちに迎えられました。

みことくんとの出会いは、偶然の出来事から始まったといいます。

先住の元保護猫『こまち』ちゃんを迎えてからちょうど1年が経過した頃、友人のXユーザー・ボンゲ式(@bongeshiki1)さん夫婦から1枚の写真とともに「里親を探している保護主さんがいる」とのメッセージを受け取ったのです。

当時、飼い主さんは自分が仕事で不在にしているとき、留守番をしているこまちちゃんのことが気がかりだったといいます。

「ひとりで寂しくないか? 兄弟が必要だろうか? と悩んでいたとき、ちょうど連絡を受け取ったのです」

飼い主さんは、先住のこまちちゃんとの相性など、さまざまな観点から2匹目の猫ちゃんをお迎えするかどうかを検討しました。そして、お迎えすることを決意。

そうして、みことくんは飼い主さんのおうちにやって来ました。

「保護主さんによると、みことは発見されたとき、洗濯ネットに入れられた状態で捨てられていたそうです」

この話に飼い主さんは胸を痛めながらも、幸せな未来を願い、みことくんとともに新たな生活を始めました。

先住猫と時間をかけて打ち解けたみことくん

みことくんをお迎えしたあと、飼い主さんは、こまちちゃんとの関係を少しずつ深めていけるように試行錯誤したといいます。

「私が仕事で自宅を不在にしている間、それぞれ別室で過ごしてもらい、帰宅したあと、みことはケージで過ごしてもらうようにしました。しばらくして、ケージ越しにふたりを会わせてみたのですが、こまちが警戒して威嚇。一時は、『会わせる方法を間違えたかな』と焦りました」

その後も、飼い主さんは2週間ほどかけて、1日30分ほど、ケージ越しにふたりを会わせてみました。すると、少しずつ変化が現れたのです。

みことくんは、こまちちゃんから威嚇されても気にする様子が無くなり、自ら近づくように。一方、こまちちゃんも少しずつ心を開いていきました。

「ふたりがお互いの鼻をくっ付けたり、少し舐め合ったりしているのを目にしたときは、とても感動したのを覚えています」

今では、寄り添ってくつろぐほど仲良くなったみことくんとこまちちゃん。ふたりは、優しい飼い主さんに見守られながら、穏やかな日々を送るようになったのです。

元気いっぱい、やんちゃに成長したみことくん

みことくんの性格について、飼い主さんは「鳴き声はか細く愛らしいのに、とてもやんちゃ」だと話します。

「普段はとてもおとなしいのですが、おもちゃをくわえると『ウーウー』と鳴いて威嚇します(笑)。こまちと一緒に遊ぶこともありますが、おもちゃだけは譲らないので、ふたりに同じおもちゃを用意しなくてはならなくなりました」

「猫が増えたことでお世話も倍になりましたが、幸せも倍になったと思います」と笑顔で語る飼い主さん。ほかにも、嬉しい出来事があったそうですよ。

「就寝時、私の枕元には左右それぞれ、こまちとみことが寝ています。朝、起きるとふたりが並んで寝ていることも。私が何もしなくても、ふたりがそれぞれ歩み寄ってくれて、とてもありがたいと思っています」

みことくん、こまちちゃんとにぎやかな日々を過ごす飼い主さん。「うちに来てくれてありがとう」と感謝の気持ちでいっぱいだといいます。

「みことには、『たまには、こまちをたててあげてね! でも、私には今のままでいいよ!』と伝えたいです。ふたりがいつまでも健康で幸せに、のびのびと過ごしてくれるだけで満足。これからも変わらず、日々、楽しく暮らしてもらいたいです」

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

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