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「やばいのが来たな」魚屋の大将がダムで釣った大物とは? ホールインワン級の快挙にお店で特売も

まいどなニュース / 2024年11月26日 7時0分

熟練の包丁さばきを見せる今井さん(京都市左京区岩倉・街の小さな魚市場 今井鮮魚店)

 京都市左京区の男性が、愛好家の間で「ロクマル」と呼ばれる60センチ超えの巨大ブラックバスを三重県の七色ダムで釣り上げ、話題になっている。ゴルフの「ホールインワン」のようなものと言われ、経営する鮮魚店でウナギを特売。喜びを分かち合った。

 釣り人は今井浩二さん(55)。矢口高雄さんの漫画「釣りキチ三平」の影響もあり、小学生のころから釣り好きという。バス釣り歴も長く、「中毒になるゲーム」と魅力を口にする。

 一般にバス釣りでは、50センチ以上を「ランカー」と呼び、多くの釣り人が目標とする。60センチ以上がロクマルで、「夢のロクマル」とも言われる。今井さんは15年ほど前にも、琵琶湖で60センチを釣り上げている。

 釣行したのは8月中旬。晴れた日で、七色ダムを訪れるのは久しぶりだった。

 ボートでポイントを探しながら、ロッド(さお)を振り続けると、「やばいのが来たな」という感触が。強い引きを味わいつつ仕留めたのは、65センチ、3825グラムの大物だった。「やっちゃった、という感じ」とその瞬間の心境を語る。

 ホールインワンの場合、記念品を配ることがあるのを踏まえ、自身が営む「街の小さな魚市場 今井鮮魚店」で高級ウナギ65本を特価で販売。反響を呼んだ。

 「釣りブームがずっと自分の中で続いている」と今井さん。これからも釣りを楽しみたいという。

(まいどなニュース/京都新聞・陰山 篤志)

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