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12歳息子が3年かかって作る「ミニだんじり」に絶賛の声「ものすごい精巧…」「クオリティーがエグすぎます」

まいどなニュース / 2024年11月30日 18時15分

文化としての歴史と力強さを感じるだんじり(提供:織広堂@岸和田ミニだんじり製作さん)

「息子製作のミニだんじり やっと完成が見えてきました」

こんなポストをされたのは、織広堂@岸和田ミニだんじり製作(@orihirodo)さん。投稿された写真には大阪府岸和田市で歴史のある「だんじり祭り」のだんじりの写真です。が、実は投稿者の12歳息子さんがミニチュアで作られたものなのです。なんと器用なのでしょうか…!

「細かいところなど丁寧に作られていて、素晴らしいです」
「ものすごい精巧…」
「もぅクオリティーがエグすぎます」
「凄い!感動しました!」

あまりのクオリティの高さに、投稿には絶賛のコメントがたくさん届きました。ポストをされた織広堂さんにお話を聞きました。

ーー息子さんがミニだんじりを作りはじめたのは?

「幼いころからだんじり祭りに参加していた息子は、私の影響もあって、次第にだんじりに興味を持つようになりました。ある時、私が趣味で作っているミニだんじりを見て『だんじり作りたい』と言ったのが始めたきっかけです」

ーー制作期間はどのくらいですか?

「9歳から作り始め、長期間の中断を挟みながらですが、現在でおよそ3年になります」

ーー3年もかかってるんですね!すべて息子さんひとりで?

「彫刻はほぼ機械加工ですので、私が設計したものを息子が機械オペレーションと組み立てをしています。寸法の微調整は私が手伝っていますが、組み立てはすべて息子にやってもらっています」

ーー制作している時の息子さんはどのような様子なのでしょうか?

「もともと何かを作るのが好きな性格でしたので、少しずつですが日々完成へと近づいているのをすごく楽しんでいる様子です」

ーー製作の過程で、特に苦労していたのは?

「一番苦労したのは屋根下の枡組です。この部分が長期間停滞していた原因なのですが、部品点数が数百個もありこれを全て組み上げて作る必要があります。この作業が11歳になったころにやっと出来るようになり、完成へと近づく事になりました」

ーー完成まじかの今、どのようなお気持ちですか?

「息子の成長を実感すると共に、私の趣味に同じように取り組んでくれているのがすごく嬉しいです」

ーーだんじり製作を通して、息子さんに伝えたいことは?

「私は工法に機械加工を積極的に導入しています。工作が好きな息子にはモノづくりには色々な手段がある事を学んで欲しいと思っています」

ーーお父さんや息子さんにとってだんじりとはどのような存在でしょうか?

「格好いい!です」

織広堂さんは「岸和田のだんじりは格好いいんで、祭りだけでなくだんじりにも興味を持って欲しいです!」と話してくれました。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・椎名 碧)

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