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母猫を探して鳴き叫ぶ生後1週間の子猫…「命を救いたい」初めて猫を迎えた家族、絆を深めるきっかけに

まいどなニュース / 2024年12月13日 16時0分

お迎え当初の、小さなハルちゃん(画像提供:保護猫ハルとモチさん)

元保護猫の女の子「ハル」ちゃんは、生後1週間ほどのとき、X(旧Twitter)ユーザー・保護猫ハルとモチさん(@HandM_family)に保護されました。

ハルちゃんと出会ったのは、飼い主さんの勤務先周辺だったといいます。まだ生まれて間もないと思われる小さな子猫が1匹で鳴いていいました。

「半日様子を見て親猫がいないことを確認。妻と娘に相談したうえで、保護することを決めました」

ハルちゃんを迎える決断には、命を救いたいという家族の優しい思いがありました。子猫を迎えてから、飼い主さん家族の生活は一変しました。

試行錯誤しながらの育児がスタート

飼い主さんにとって猫と暮らすのは初めて。新しい命を守るため、何を優先して準備すればいいのか、戸惑いが多かったといいます。

「猫を飼うのが初めてで、何を優先してそろえるべきかわかりませんでした。でも、病院でアドバイスをいただき、とても助けられたのです。軽い病気にもかかりましたが、SNSで情報を得たり、励ましの言葉をいただいたり……。とても嬉しかったのを覚えています」

小さな命を守るための試行錯誤の日々は、家族の絆をより一層深めるきっかけにもなりました。

家族に笑顔をもたらすハルちゃん

ハルちゃんが家族の一員になってから、家族の会話や笑顔が増えたといいます。ときにはその性格が話題を呼ぶことも。

「ハルは完全に私と娘に懐いていて、妻には近づきません。そのため、不憫な気持ちになることもありますね(笑)。でも、家族の関係はもともと良好で、ハルを迎えてさらに話題が増えたように感じます。嫌いな爪切りを誰がするかジャンケンで決めるなど、ハルに関わる初めてのことすべて楽しいイベントになりました」

ハルちゃんは、現在8歳になりました。

「野良猫は、その過酷な生活環境から家猫と比べると短命であると聞いたことがあります。保護したことで、ハルの寿命を延ばすことができていたとしたら良かったと思います。これからも一緒に穏やかで楽しい日々を過ごしたいです」

飼い主さん一家にとってかけがえのない存在となったハルちゃん。これからもハルちゃんを中心に家族の笑顔が広がっていくことでしょう。

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

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