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猫風邪で片目摘出寸前だった子猫 “お兄ちゃん猫”にいたわられ、回復した6年間

まいどなニュース / 2024年12月22日 11時0分

お迎えしてまもないころの小さなパセリちゃん(画像提供:セロリさん)

元保護猫の女の子「パセリ」ちゃんと、X(旧Twitter)ユーザー・セロリさん(@eyO2kTFOWSBOxjd)は、知人を介して出会いました。

「パセリは、生後3週間くらいのころ、知人に保護されました。当時は、猫風邪にかかっていて衰弱し、左目が腫れて摘出しなければならない一歩手前の状態。命を落としてしまう恐れもあったそうです。知人は、動物と暮らすことができない住宅で暮らしていたため『子猫が治療を終えて元気になり、離乳したあと引き取ってもらえないだろうか』と相談を受けたのです。熟慮の末、我が家でパセリをお迎えすることにしました」

命の危機にあったパセリちゃんが、新しい家族のもとで安全と愛情を手に入れた瞬間でした。

新しい家族と絆を深めた日々

飼い主さん宅には、先住猫のセロリくんがいました。パセリちゃんの登場は、彼にとっても新しい経験だったそうです。

「セロリは、最初の1週間、パセリのことを威嚇をしていましたが、少しずつ慣れてお世話をしてくれるようになりました。そのため、パセリは、お兄ちゃんのことが大好き。ずっとセロリのあとをついて回り、今でもひっ付いています」

また、体調面でのケアも欠かせません。

「パセリは、子猫時代にかかった猫風邪の影響で慢性鼻炎とアレルギーを患っているため通院しているのですが、帰宅すると『ミー!』と鳴いて、すぐにセロリのそばへ。私もパセリのそばにずっといるのですが、セロリにはかなわないようです」

愛情深い家族のもとで、パセリちゃんは自分らしさを発揮しながら暮らしています。

パセリちゃんへの思いとこれからの生活

パセリちゃんは、今年6歳になりました。

その個性あふれる性格は、飼い主さん家族の暮らしに彩りを添えています。

「人間を怖がることなく、いろいろなことに興味を示します。私が何かをしていると、そばにやって来てじっと観察。遊んでいるうちに興奮して転んだり、紙の上でジャンプしようとしてすべったり、元気いっぱいです。一方、寂しがりやなところも。1日1回は抱きしめてあげないと、布などをしゃぶったり、爪をカミカミしたりするので目を配っています」

飼い主さんは、パセリちゃんの健康と幸せを第一に考えています。

「パセリは、体調や精神面でのケアが必要な子なので、ご飯やお薬などをしっかり管理して、心地よく過ごせる日を増やしてあげたいと思っています。市販のおやつなどを食べることはできませんが、天然のお魚やお肉など健康を保つことができるものをたくさん食べてほしいです。そして、大好きなお兄ちゃん・セロリと一緒に末長く幸せに過ごしてほしいと思っています」

これまでの経験を糧に、飼い主さんはパセリちゃんが快適で穏やかな日々を送れるよう、最善を尽くしてきました。大好きなセロリくんとの絆を深めながら、彼女の存在は家族に癒しと喜びをもたらしています。

これからも、パセリちゃんの毎日が輝きに満ちたものであることを願わずにはいられません。

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

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