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年収1000万円以上は4人に3人が「使ったことがある」 生成AIツール…所得別に見える使用傾向

まいどなニュース / 2024年11月30日 20時2分

生成AIツールの使用経験者は4割強 ※AIによるイメージです(Lotus.KK/stock.adobe.com)

2022年に発表された「ChatGPT」をきっかけとして、多くの人が生成AIツールを使うようになりました。不動産情報メディア『幸せおうち計画』を運営する株式会社AZWAY(東京都豊島区)が実施した調査によると、生成AIツールの使用経験者は4割強となり、高所得者ほど使用経験が高いことがわかりました。

調査は、全国の10~60代以上の男女521人を対象として、2024年8月~9月の期間にインターネットで実施されました。

その結果、「ChatGPTなどの生成AIツールを使ったことがある」と答えた人は全体の45.9%。一方、「生成AIツールの使用経験はない」と答えた人の割合を年収別にみると、年収300万円以下の層が63.2%だったのに対し、年収1000万円以上の層では25.0%となり、年収が高い人ほど生成AIツールを使用経験が多い傾向が見られました。

また、「仕事で生成AIツールを活用している頻度」については、7割強が「活用していない」(全く活用していない63.3%、あまり活用していない12.1%)、2割強が「活用している」(毎日のように活用している3.8%、週に何度か活用している10.9%、月に何度か活用している9.8%)という結果になりました。

他方、「プライベート」では、8割弱が「活用していない」(全く活用していない58.3%、あまり活用していない19.8%)、約2割が「活用している」(毎日のように活用している2.7%、週に何度か活用している8.3%、月に何度か活用している10.9%)という結果になり、生成AIツールはプライベートよりも仕事で使われる傾向がうかがえました。

ちなみに、「使ったことがある生成AIツール」については、「ChatGPT」(226人)がダントツに。次いで、2位「Microsoft Copilot」(32人)、3位「Gemini」(28人)が続き、以下のようなコメントが寄せられたそうです。

【1位:ChatGPT】
▽履歴書の志望動機を記入する際に使用している。出来上がった文章を自分の言葉に書き換えて活用している(30代女性)
▽知りたい情報や調べたい情報があった際に使うが、間違った情報も含まれていた事もあったので、仕事等ではまだ使えない印象(40代男性)
▽画像をAIで作成する際に英語が必要なので、ChatGPTに希望の条件を伝えて英語にしてもらっている(30代男性)

【2位:Microsoft Copilot】
▽プライベートでアイコン用のイラストを作成したり知りたい内容を入力したりして情報収集に役立てています(40代女性)
▽レポート作成でデータを自動的に収集・整理し、毎月の業績報告書を自動生成することで、手作業を減らし、時間を大幅に節約している(40代女性)
▽趣味として画像生成を行い、その画像を動画に編集して楽しんでいる。AIを利用することで創造力を発揮しやすくなり、趣味の幅が広がった(30代男性)

【3位:Gemini】
▽業務上で不明点があった場合にAIを活用している。例えば、コーディング等で分からないところがあった時に活用することで、解決に至ることが多い(30代女性)
▽SNSや動画などでAI関連情報を見聞きしているが、プロのように仕事に活用するまでには至っていないが、可能性は実感している(40代男性)
▽アイディアが出なかったりまとまらなかったりした時に活用している。例えば、遊びの提案では、屋外や屋内で出来るものだと自分の経験が元になってしまう為、新しい提案があると遊びの幅が拡がるので楽しい(30代女性)

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