わが子が留学するなら行き先は?根強いアメリカ人気…でも高学歴層が選んだのは別の国!
まいどなニュース / 2024年12月2日 20時0分
みなさんは、自身の子どもが留学をするとしたら、どの国に留学してほしいと思いますか。不動産情報メディア『幸せおうち計画』を運営する株式会社AZWAY(東京都豊島区)が実施した調査によると、「アメリカ」が1位となり、上位には英語圏の国が多くランクインする結果となりました。
調査は、全国の10~60代以上の男女607人を対象として、2024年8月~9月の期間にインターネットで実施されました。なお、回答者の年代の内訳は10代3.2%、20代16.4%、30代41.4%、40代30.5%、50代9.0%、60代以上2.3%となっています。
◇ ◇
その結果、「子どもに留学してほしい国ランキング」は、1位「アメリカ」(304人)、2位「カナダ」(252人)、3位「オーストラリア」(233人)、4位「イギリス」(192人)、5位「ニュージーランド」(131人)がTOP5となり、英語圏の国が上位にランクインする結果となりました。それぞれの回答についてのコメントは以下の通りです。
【1位:アメリカ】
▽人種のるつぼという環境のなかで学ぶべきことがたくさんあるから(40代女性)
▽アメリカは本物の国であり日本は他国の物を真似する偽物の国なため子どもには本物の国とはこういう国だという事をアメリカ文化に触れ学んでほしい(40代男性)
▽アメリカの高校や大学は、充実した研究環境が特徴。高校生でも自分の興味を追求できる自由な学びの場で自分の可能性を最大限に伸ばしてほしい(40代男性)
【2位:カナダ】
▽カナダの広大な自然に触れて、英語をしっかり学んでほしいです(40代女性)
▽トロントは移民が多くアジア人も住みやすい環境で、食文化も多彩で日本食も簡単に食べられる点が良かった。様々な人種の人々とふれあって大きな視野をはぐくんでほしい(50代女性)
▽一緒に働いていたカナダの人に子どもが英語で話す楽しさを教えてもらいました。その方が今年カナダに帰ったのですが、知人がいたら親としても安心して送り出せます(40代女性)
【3位:オーストラリア】
▽時差もほとんどないし、留学のプログラムも充実していると思うので(30代女性)
▽私自身オーストラリアに1カ月弱滞在したことがあり、人々の優しさをよく感じていました。勉強はもちろんですが、文化や国土について学んで欲しいです(40代女性)
▽海外に行くことで、日本のいいところや逆に改善した方がいいところを感じてきてほしい。そして多国籍な方々とふれあうことで視野を広げてほしい(40代女性)
【4位:イギリス】
▽治安がアメリカなどに比べると良さそうなので怖がらずに色々なところに行って色々な経験をしてもらいたいと思っています(30代女性)
▽最初は英語を身に着けてほしいのできれいな英語が身につく国に行かせたい。できる限り治安が良く、日本人が少ないエリアでまじめに勉強してほしいと思う(50代女性)
▽自分も20代にイギリスへ留学したことがあるので我が子にも英国で本格的なクイーンズイングリッシュを学んでほしい。単なる英語習得の語学留学ではなく、数学や物理など理系分野のマスター課程を修了してくれたら、国際的に活躍できる可能性が広がると思う(50代女性)
【5位:ニュージーランド】
▽ニュージーランドでファームステイをしたことがあり、人生観が変わった。時間に追われることなく自然や動物に触れ、生命に触れてほしい(40代女性)
▽古くからの友人が現在住んでおり、治安が非常に良く、子どもや環境を大切にする国で非常に住みやすい国だと聞いています。友人の家があるので留学費用が安く済むことも大きな要素です(30代男性)
▽国際的に評価されている教育制度を持っており、特に「未来志向の教育」が強調されています。クラスの規模も比較的小さいため、教師と生徒の関係が密接で、一人ひとりに目が届きやすいです(40代女性)
同ランキングを男女別に見ると、上位にランクインした国自体は変わらないものの、女性は治安の良さを重視しているからか「カナダ」が1位となりました。
また、年代別で見ると、「オーストラリア」は年齢が上がるにつれ順位を下げる傾向が見られ、40代以降では2位に「カナダ」がランクインしていることから、世代によって魅力を感じている留学先が違うことがわかりました。
年収別では、300万円以下の層で「カナダ」が1位となり、そのほかの年収帯では「アメリカ」が1位にとなりました。そのほか、1500万円以上の層では3位に「ドイツ」や「スイス」「台湾」など英語圏以外の国がランクインしています。
最後に、最終学歴別で見たところ、中学校卒業と大学院卒業以外の人では「アメリカ」が1位、中学校卒業では「オーストラリア」、大学院卒業では「カナダ」と「オーストラリア」がそれぞれ1位という結果になりました。
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