折り紙で歯を折る方法を編み出し…社会人の1日が終わった！？ 歯科メーカー新入社員の創作物が「キモ可愛い」

歯科機器メーカーの新入社員が作ったという歯の折り紙。どうやって折った！？（いずれも株式会社ヨシダ提供）

歯科機器メーカーがSNS上に投稿した創作物が、注目を集めている。「折り紙で歯を折る方法を編み出していたら、社会人の1日が終わってしまった」と題して投稿されたもの。口の形に折られた色紙には白の歯がびっしりと並び、何だかキモ可愛い…！30工程ある作り方も投稿しており、真似する人が続出する事態となっている。

歯は「段折り」で再現

1906年に創業した日本最古の歯科機器医療メーカー「ヨシダ」の公式X。中の人は、「若いから」という理由運営を任されたという歯科衛生士の女性。昨年11月28日の「いい唾の日」に公式Xを開設。バレンタインにお菓子を組み合わせて歯の模型チョコレートを制作したり、11月8日の「いい歯の日」には歯のデコ弁を作ったり…と、ちょっぴり狂気的な投稿が人気を呼んでいる。

歯の折り紙を投稿したのは、12月上旬。「最初は休日の暇つぶしでした（笑）せっかくなら投稿にも使えるように、歯科啓発にお役立てできるものを作りたくて」と中の人。歯の折り方は本やネットに掲載していたが、口全体の折り方は見つけられず。赤やピンクの折り紙を使用。歯は白い部分を「段折り」にして再現し、周りを色紙で唇型に。丸一日かけて完成させた時には、「これだー！」と声が出るくらい達成感を感じ、ストレス発散になったそう。

Xに完成作品と折り方を投稿すると、「すごい…歯だ」「すごい工程だ」などと大反響。保育士や保護者らからも「やってみたい」との反応があったといい、「歯の形を意識しながら折り紙を折ることで、歯磨きする時にも歯の形を意識しやすいと思うので、上手に磨けるようになれば一石二鳥ですよね」と喜ぶ。

歯科衛生士として発信していく上で「見ている人が楽しい！」と思える投稿をしたいと考えている女性。「平均寿命が長くなると同時に、健康寿命増進のためには口腔健康管理は必須です。弊社のSNS運用が日本の健康寿命増進の一助となるよう、今後も運用させていただきます」としている。

（まいどなニュース・山脇 未菜美）