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2カ月の保護犬 初日に見せた“紐ガジガジ”でつかんだ奇跡のご縁 家族と歩んだ3年の絆

まいどなニュース / 2024年12月27日 14時0分

譲渡前のむぎちゃん。子犬時代もキュート!(画像提供:むぎさん)

2021年3月、香川県の保護団体から元保護犬の女の子「むぎ」ちゃんがやってきました。

迎えたのは、X(旧Twitter)ユーザーのむぎさん(@6gi_0112)。家族で話し合い、推定約2カ月の保護犬を迎える決断をしたそうです。

「最初は、私の弟が『犬と暮らしたい』と言ったことが始まりでした。それから家族で犬をお迎えする話が出るようになり、『保護犬を迎えたいね』という母のひと言がきっかけでご縁を探し始めたのです」

こうして、むぎちゃんは香川県からボランティアの方とともに飼い主さん家族のもとへやって来たのです。

家に来てからのむぎちゃん

むぎちゃんをお迎えすることを決めた当初、飼い主さんには少し心配もありました。

「私はそれまでに犬と暮らしたことがなく、怖いとすら思っていたのです。一方、両親は犬猫と暮らしたことがあったためお迎え後の暮らしをイメージすることはできていたのではないかと思います」

そうして、家にやって来たむぎちゃん。

飼い主さんの不安を知ってか知らずか、驚きの行動を見せます。何と、飼い主さんの上に乗って、着ていたパーカーの紐をガジガジしながら遊び始めたのです。

むぎちゃんのかわいらしい振る舞いにハートを射抜かれた飼い主さん。当時を振り返り、「人間への恐怖心などは無いように感じられました」と語っています。

飼い主さんのおうちで暮らすようになったむぎちゃんは、すくすくと成長していきました。そして自我が芽生る時期になると、臆病な一面が見られるようになったといいます。

「飛行機や花火、風の音などに敏感になり、散歩中に家へ猛ダッシュで帰ってしまったこともありました」

また、家族の生活は、むぎちゃんを中心に回るように。

「家族の会話は、ほとんどむぎのことになりました。特に、私と母はむぎのために急いで帰宅したり、旅行に行くときは、どちらかが家にいるようにしています」

家族との絆を深めたむぎちゃんは、すっかり生活の中に溶け込んでいるようです。

怖がりで甘えん坊なところも魅力のひとつ

今、むぎちゃんは、3歳になりました。

「むぎちゃん、ちょっぴり内弁慶ですが、家の中では堂々としています。父親は甘えさせてくれる存在と認識している様子。ソファをぶんどっています(笑)」

また、外ではとても怖がりな一面が見られることも。

「小さいころ、ドッグランに行ったときは、ほかのワンちゃんから逃げ回り、私の後ろに隠れたりしたこともありました」

普段の散歩でも、大きい音を耳にして怖がり、帰宅後、飼い主さんにべったりとくっ付いて離れなかったことも。

それでも、むぎちゃんは散歩が大好き!

飼い主さんに見守られながら、日々の散歩を楽しんでいるようです。

むぎちゃんとこれからの暮らし

最後に、むぎちゃんへの思いを伺うと、飼い主さんは胸に秘めた深い愛情を語ってくれました。

「むぎと別れることは考えられません。きっと、耐えられない……。想像するだけで泣きそうになります。本当にかけがえのない家族です」

むぎちゃんは、飼い主さんにとって大切な存在であり、家族の絆を深めるきっかけとなりました。この先もむぎちゃんとの時間が穏やかで幸せなものでありますように。

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

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