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「父のお墓の前でガリガリの子猫に出会った」保護した子猫は人懐っこく天真爛漫「優しいお父様が会わせてくれた」

まいどなニュース / 2024年12月28日 9時50分

お彼岸のある日、父のお墓の前で出会ったガリガリの子猫(「𝓂𝑒𝑔𝓊𝓂𝒾」さん提供、Instagramよりキャプチャ撮影)

「お彼岸のある日(2024年9月22日)、妹夫婦が父のお墓の前でガリガリの子猫に出会った」

お父さんのお墓の前で出会ったガリガリの子猫を妹さん夫婦が保護したことを、動画とともに「megumi」さんがInstagramで報告。動画には、妹さん夫婦に近付いてスリスリする子猫の人懐っこい様子が映し出され、たくさんのコメントが寄せられるなど話題になりました。

「きっと出逢う運命だったんですね」

「動物が助けを求めてくる時って、本当に極限なんだと思います」
「待ってたよー!みたいに駆け寄ってきてスリスリ…泣けちゃいました」
「きっと出逢う運命だったんですね」
「優しいお父様が妹さん夫婦に会わせてあげたんでしょう」
「保護して下さりただただ感謝です」

ひとりぼっちだった3カ月の子猫 警察に迷い猫の届け出

子猫を見つけたお墓の周りにお母さんらしき猫や兄弟猫もいない。ひとりぼっち…体も汚れ、目ヤニもひどくて山の中のお墓で天敵も多い。「父が助けてやれ」と言っているような気がしたという、妹さん夫婦は警察に迷い猫の届け出と、お墓の管理事務所に連れて帰ることを伝えて、子猫を保護することにしました。

連れて帰る際には、車内で妹さんの腕にフミフミする子猫。生後3カ月(推定)ほどの女の子でした。病院での血液検査も問題なく、うんちに害虫なしで目薬だけ処方されたとのこと。妹さんの旦那さんがシャンプーをして汚れた体もきれいに。こうして1週間ほど妹さんのおうちで過ごしました。

子猫は姉のところへ そして、3カ月が過ぎて…

その後、お姉さんである「megumi」さんのところに子猫はやって来ました。子猫は、おこめちゃんと命名。お迎えした当日、穏やかで少し臆病な先住猫のこむぎちゃん(雌・4歳)はおこめちゃんに気付くと、一目散に2階に逃げていきその後一日半飲まず食わずだったとか。一方、おこめちゃんは警戒することもなくご飯もペロリと食べ、家族の前でトイレもしてぐっすり寝ていました。そんなおこめちゃんは天真爛漫で見るもの全てに興味を示し人が大好きで甘え上手な猫さんだそうです。

保護したおこめちゃんを警察に届け出てから3カ月を超えたため、2024年12月23日に家猫さん(※)になったとのこと。正式な“家族”となったおこめちゃんについて、「megumi」さんはこう話します。

「おこめを保護したと動画や写真とともに妹から連絡があった時なぜか涙が止まらず、この子は私が幸せにすると心に誓いました。父のお墓の前で香箱座りしていたそうです。父が出会わせてくれたんじゃないかと私も思います。あれから3か月が経ちます。暖かい家の中から降る雪を見るおこめを見ながら幸せにするつもりが私たちが幸せをもらっているんだなと感じます。まだこむぎが完全に心を開いていないのですが、少しずつおこめの存在を受け入れてくれています。焦らずいつか並んで日向ぼっこしてる姿が見られたらうれしいです」

※3カ月の間に飼い主が現れなければ、迷い猫の“所有権”が保護して警察に届け出た人に移る

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)

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