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届いたダンボールに入ってたのは…「天才すぎる!」「捨てるじゃなくて食べるの発想」

まいどなニュース / 2024年12月29日 8時30分

高知の名刺入れを購入したら、「食べられる緩衝材」が入っていました(地峡:ヒマ人さん)

「高知の名刺入れを通販で買ったら『食べられる緩衝材』入ってた!!
これ考えた人 天才すぎる 」

 こんなコメントともに「ヒマ人」(@tosahimahima)さんがXに投稿したポストが、16万「いいね」と821万「インプレッション」を超えて大きな反響になりました。

 「高知」と書かれた名刺入れの箱の周りには、「食べられる緩衝材」とプリントされた透明のビニール袋が詰められています。袋の中は、よく見るとポップコーン!

「段ボール箱を開けた瞬間、注文した高知の名刺入れよりも緩衝材の方に目が行き、手にとって確認。『え? えっ? ポップコーンやんっ… 食べられる緩衝材…えっーー!! これはスゴい』とテンションが上がりました」とヒマ人さん。

 リプ欄も、「素晴らしい」「これは発想天才すぎる!!!!」「捨てるじゃなくて 食べるの発想 これは⁽⁽٩(๑˃ᗨ˂)۶⁾⁾最ᵃⁿᵈ高ですね‼️」「コレは面白い!」などとコメントが寄せられています。

 ヒマ人さんが購入したのは、おしゃれなモノグラムなのですが、よく見ると図案化された「高知」の文字がずらりとならぶ個性的な財布やバッグを製造する「ブランド高知」の名刺入れでした。

 ポストを受けて、「高知の財布|ブランド高知」(@kochi_brand)さんも、
「喜んでいただけて光栄です☺️✨
高知市の『あぜち食品』さんとのコラボでして
味もとっても美味しいので
お早めにお召し上がりください✨」
と反応しています。

 通常入っている使い捨ての緩衝材の場合は、何か送るときに再利用するか破って捨てているヒマ人さんですが、ポップコーンは「オーソドックスなあっさり塩味で美味しくいただきました! あぜち食品さんはいろんな味のポップコーンを製造されているので、食べられる緩衝材に味のバリエーションがあっても更にテンションが上がるのかなぁ〜と思いました」と話しています。

 「あぜち食品」さんは、高知で馴染みのある人も多い「マックシュガーコーン」や「花きび」などのお菓子を手作りで作っている会社です。同社の担当者さんにお話を聞きました。

──「食べられる緩衝材」としてポップコーンを利用することを思いついた経緯とは?

 もともとは、おつまみやチョコを購入いただいたお客様に、当店が作っているポップコーンを一緒に食べてもらいたいという思いで、お客様に商品を送る時にオマケとして同封していたのが始まりです。その時のパッケージ(包装)は現在のものと異なり、透明の素のパッケージにシールを貼った簡便なものでした。

──今は、「食べられる緩衝材」として販売もされているのですね。ポップコーン専門なのですか?

 ポップコーン専門店ではありません。しかしながら、弊社の食品卸・製造事業の主要ブランドを担っているのがポップコーン事業(「マックのポップコーン」、「花きび」に二大アイテム)です。創業は49年前で、おつまみ・珍味・豆菓子などを加工・卸することから始まりました。現在までその内容は継続されております。

──ポスト主さんも美味しいとコメントされていました。ポップコーンにはどんなこだわりがあるのですか?

 マックのポップコーン誕生当時と変わらない小さなガス直火釜で、吟味選別した原料を炒っています。時代に逆行するかのように人の手に頼る、昔ながらの作り方で、可能な限り作り置きせずに、手作り出来たての味をお届けしています。

──ポストで注目されましたね。

 SDGsの観点から「食べられる緩衝材」について、コメントなどいただくことも多いです。弊社としては誕生の経緯からお分かりいただけると思うのですが、弊社商品ポップコーンのピーアール、ほっこりするようなユーモアを念頭においています。荷物の隙間に「食べられる緩衝材」があって、もらった方が思わず「クスッ」と笑ってくれたり、そこから会話が弾けてくれたりしたらありがたいなと思います。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)

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