「猫のために建てた家」で愛猫が急逝 譲渡会できょうだい猫に感じた運命…窓辺で仲良くニャルソックする日々

窓辺でニャルソックしながら飼い主さんを見つめるルルちゃんとララちゃん（画像提供：ルルララさん）

キジトラ猫の「ルル」ちゃんと「ララ」ちゃんが飼い主のX（旧Twitter）ユーザー・ルルララさん（@nyantarochanxx）に迎えられたのは、2024年5月のこと。

昨年末、先住猫の「にゃんたろうちゃん」が急逝し、深い悲しみに暮れていた飼い主さん。ある日、にゃんたろうちゃんのためを思って建てた新居でまた猫と暮らしたいという思いが芽生えてきたといいます。

「譲渡会でルルちゃんとララちゃんを見た瞬間、『これは運命かもしれない』という気持ちになりました。唯一、里親さんが決まっていない2匹を見て、きょうだいそろって迎えることを決めたのです」

こうしてルルちゃんとララちゃんは生後推定2カ月で、飼い主さんの家族の一員となりました。

新たに家族が加わり、にぎやかな日々

ルルちゃんとララちゃんをお迎えした当初、ふたりはとにかく元気いっぱい。小さな体ながらも壁を登ったり、キャットウォークを駆け回ったりと大はしゃぎでした。

「猫と暮らすことを想定して建てた家なので、ふたりが喜んでくれるのは嬉しいですが、ケガをしないか心配でたまりませんでした。留守中も仲良く過ごしてくれているので安心しています」

ルルちゃんとララちゃんが家族に加わったことで、家にいる時間がさらに楽しく、幸せも2倍になったといいます。

ルルちゃんは好奇心旺盛で猫じゃらしが大好き。家族が動くとワクワクした様子であとをついてくるところが愛らしいです。寝るときには家族に寄り添い、安心感を与えてくれる存在です。

一方、ララちゃんは甘えん坊で抱っこが大好き。お姫様のような仕草で飼い主さんに「撫でて」とアピールしたり、毛づくろいをしてくれることも。ふたりはお互いに毛づくろいをし合ったり、仲良く寄り添って眠る姿を見せてくれます。

ただし、どちらかがイタズラをはじめると、もう一方も一緒になってイタズラをしてしまうことが悩みのタネだそうです。

新しい家族とともに歩むこれから

ルルちゃんとララちゃんは、現在、生後推定8カ月（取材時）になりました。

飼い主さんは、今、ルルちゃんとララちゃん、そして亡くなったにゃんたろうちゃんに伝えたいことがあるといいます。

『出会ってくれて家族になってくれてありがとう。これからも、“2にゃん”で仲良く楽しく笑顔あふれる日々を過ごそうね！』と伝えたいです。そして、虹の橋を渡ったにゃんたろうちゃんにも感謝の気持ちを伝えられたら……といつも思っています。今の暮らしがあるのは、にゃんたろうちゃんのおかげです。にゃんたろうちゃんがこれからもずっと幸せでいてくれることを願ってやみません。そして、世界中の猫ちゃんたちの幸せも願っています。

ルルちゃんとララちゃんが家族に加わったことで、飼い主さんの生活にはさらに多くの笑顔と温もりが生まれました。これからも家族みんなが元気で幸せに暮らせるよう、にゃんたろうちゃんはきっとお空の上から見守ってくれていることでしょう。

（まいどなニュース特約・梨木 香奈）