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真っ白な子猫との“ご縁”がつないだ幸せ→突然のリンパ腫、一時はご飯食べられず…家族で乗り越えた9年の絆

まいどなニュース / 2025年1月26日 14時20分

子猫時代、小さく愛らしいカレンちゃん(画像提供:チャコママさん)

知人の愛猫が生んだ子猫をお迎えしたのは、X(旧Twitter)ユーザー・チャコママさん(@gENGWmMqMVPS03U)。「真っ白な被毛の猫をお迎えできたら……」と思っていたところ、うれしいご縁が舞い込んだといいます。

そうして、2015年5月、生後2カ月だった白猫の女の子「カレン」ちゃんは飼い主さん家族の一員になりました。素敵なお名前は、その可憐な見た目から命名したといいます。

おうちにやって来たカレンちゃんは、前年に迎えられた同じく元保護猫の「チャコ」ちゃんと対面しました。とても穏やかな性格のチャコちゃんは、新しくおうちにやって来たカレンちゃんをすんなりと受け入れてくれましたが、カレンちゃんは「シャー」と毛を逆立てて威嚇。

一時は、どうなることかと様子を見守っていた飼い主さんですが、しばらくするとカレンちゃんはすっかりチャコちゃんに慣れて、とても仲良しになりました。

突然、カレンちゃんの体調に変化が

チャコちゃんや飼い主さん家族に見守られながら、すくすくと成長していったカレンちゃん。ふたりをお迎えした飼い主さん家族のあいだには、猫の話題で盛り上がったり、「かわいいね」と言い合いながら笑顔になったりすることが増えたといいます。

穏やかな日々を過ごしていたカレンちゃんですが、2022年、リンパ腫を発症。予断を許さない状況が続いたといいます。

「下痢と高熱のため、ごはんを食べることができなくなり、どんどん痩せてしまいました。通院と投薬を続け、体調は落ち着いています。現在は、2年前よりふっくらとしました」

カレンちゃんやチャコちゃんのために、さまざまな工夫をこらし、快適な環境を整えて来た飼い主さん。カレンちゃんの体調が落ち着いてから、引っ越しをしたそうです。

「本当の“ずっとのおうち”に家族みなで移り住みました。猫2匹と暮らすことができる条件を満たすマンションはとても少なく難航しましたが、みつかって良かったです」

SNSをきっかけに知った保護猫という存在

現在、9歳9カ月(取材時)を迎えたカレンちゃん。

抱っこは苦手で、ちょっぴりツンデレな愛らしい女の子になりました。兄猫のチャコちゃんと元気いっぱい、にぎやかな日々を過ごしています。

「トイレのあとは、ハイテンションになって大運動会がスタート。家中を走りまわって、高いところに勢いよく駆け上がります。棚上の物はもれなく落とされてしまうため置かないようにするなど対策しています」

先住のチャコちゃんは、飼い主さんにとって初めて一緒に暮らす猫ちゃんでした。ふたりめとなるカレンちゃんをお迎えし、今は保護猫への理解も深まりましたが、当初はそうした情報に触れる機会がなかったといいます。

「10年前は、保護猫という存在すら知りませんでした。SNSを活用するようになって、保護猫ボランティアの方々の活動を目にするように。保護してくださった方がいるからこそ、カレンやチャコと出会うことができたのだと感謝の気持ちでいっぱいです」

カレンちゃん、チャコちゃんについて「かけがえのない家族」と語る飼い主さん。お外での暮らしを余儀なくされている猫ちゃんや保護猫ちゃんへの理解が深まり、家族として迎え入れてくれる人が増えることを心から願っています。

飼い主さんのおうちで、家族とともに幸せな日々を過ごすカレンちゃん。これからも笑顔の絶えない家庭でのびのびと楽しい時間を過ごすことでしょう。

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

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