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国税庁はスルー?「中国人転売ヤー」問題は脱税の温床か?…在日中国人が警鐘を鳴らす「やがて日本人がひどい目にあう」

まいどなニュース / 2025年2月6日 7時25分

国税庁も「中国人転売ヤー」関連の脱税は把握しているはずだが……。

先日、免税品を日本国内で転売し、消費税総額を詐取したとして中国籍の男女が逮捕された。「中国人」によるこういったトラブルは、ゲームやアニメ関連商品の買い占め/転売などでも度々問題になっている。

東京・京橋で開催中の『鬼滅の刃』の展覧会『アニメ「鬼滅の刃」 柱展 -そして無限城へ-』でも、中国人を中心とする「転売ヤー」による迷惑行為やグッズの買い占めが大きな問題となった。

『柱展』を楽しみにしていたオタク歴四半世紀という、うめさん(@11royce)は事態を重く受け止め、自身の観覧日を含めて何度か会場に赴き、入場時間前の会場付近にたむろする転売ヤーの行動と様子を観察。

そこで驚くべき事実に気がついたと言う。

「領収書」があると困るお金

<以下、うめさんの目撃談より>

①10時回の待機列210名のうちざっと120~170名が中国人。日本語は全く/ほとんど出来ない。

②何度か会場に出向くうち、よく見かける人物が複数いることに気づく。

③「買い子」はスマホでまとめ役から指示を受ける。まとめ役はビルの外にいる。

④「まとめ役」と「買い子」は多額の現金を持っており、購入したグッズの受領と現金の手渡しが行われる。

⑤品物の受領と現金の手渡しをする際、「領収書」的なものはない→領収書があると困るお金では?

「中国人転売ヤー」による「巨額の脱税」疑惑

うめさんはとくに⑤に注視。「正しい税務申告がされていない可能性があるのではないか?」と、疑問を抱いたという。

「在日中国人のオタク仲間に聞いたところ、今主流なのが、『子どもの留学ビザで来日して住所確保→その後に親が経営者ビザで来日、一家揃って日本に住む』というパターンだそうです。経営者ビザを持つ留学生の親なら、日本人と同じく国税庁へ所得税の申告が必要ですよね。仮に短期ビザ(いわゆる観光ビザ)であれば、出入国在留管理庁の規則で、原則就労は禁止のはずです。

しかし、バイト代の支払いが④の通り現金なのでアシがつかない。従って、収入を誤魔化すことが可能です。買い子の日当が1万円として、それを20日間やれば20万円の収入ですが、領収書がないため追跡のしようがない。中国側、日本の元締め側の双方が正しく税務申告しているとは考え難い。もちろんこれは1つの例やグループに限ったことではなく日中共に複数存在しており、鬼滅以外にも、過去のポケカやガンプラ、ディズニーなどで、日本→中国への転売スキームが確立していると思います」(うめさん)

「制度の穴」を完全に塞ぐべき。でないと「日本人」がひどい目に遭う

こういった悪質な中国人による問題行為を目の当たりにしたうめさんは、「岩屋外務大臣による訪日中国人に向けたビザの発給の緩和」に大きな危機感を持ったという。そこで、「在日中国人のオタク仲間」3名に、岩屋外相の「中国人訪日ビザ緩和措置」についてどう思うか、たずねてみたそうだ。

すると、日本で生活をするために大変な努力を重ねてきた3名(いずれも中流階級以上の出身者)から、こんな答えが返ってきたという。

「運転免許証や医療、健康保険や生活保護などの制度の穴を完全に塞がないと、日本人がひどい目に遭う。日本人から見れば制度の穴だけど、中国人は『自分も使える制度がある』という認識だ。今、中国は色々とガタがきており、今後の難局を乗り切れる人材として期待していた高市早苗が総裁選で負けてショックだった。我々は、下品な同胞のために自分たちのポジションが脅かされるのをかなり警戒してる」(うめさんのオタク仲間・在日中国人3名の回答より)

「入国したもん勝ち」の現状

『柱展』で目撃した脱税疑惑など、多くの中国人問題について、「性善説に基づく運用を止めませんか?」と、うめさんは訴える。

「日本の様々なルールについて、他人の善意に期待するのではなく、悪意を食い止める必要があると思います。良くも悪くもこれまでは天下泰平を謳歌し、他人を疑わなくても良い環境だったのは理解できますが、すでに国内外に様々な課題を抱えており、日本国民の利益が損なわれています。

例えば、オーストラリアにも今の日本と同様、『中国人留学生の親が後からついてくる』という入国方法がありました。しかし10年前に社会問題となり、ビザの抜本的改正が行われ、厳格運用となっています。経営者ビザで入国したなら、その後の就業証明が必要ですが、日本は追跡調査がありません。現状は入国したもん勝ち、です」(うめさん)

外務省のHPに記載された岩屋外相の会見記録(2024年12月27日)には、「中国人訪日ビザ緩和措置」について、「10年間に渡り無制限に日本滞在が可能になるということではない。1回の入国につき認められる滞在期間は最長で90日。また、滞在期間中はあくまでも観光。報酬を伴う活動を行うことは認められない」とある。

しかし少なくとも『柱展』では、岩屋外相の理想論とは大きくかけ離れた、制度の穴を悪用して「脱税」に加担していると思われる多くの中国人が目撃されている。

うめさんのオタク仲間の在日中国人によると、中国人はさまざまなグッズのなかでも、とくに「缶バッジ」が大好きなのだという。

そこでうめさんは、『柱展』の開催が始まった2024年11月(29日分)中に、転売ヤーが「缶バッジ」でどのぐらいの売り上げを得たかを推算。

なお、うめさんによると、『柱展』の缶バッジは1個600円で、1人につき上限50個の購入が可能だそう。

日本→中国への転売スキーム

「日本側の元締めがバイトを1日につき20人使った場合、缶バッジ1個600円×50個=3万円×20人×29日分=1,740万円。売値が3倍だとしたら5,220万円。うち、買い子用のチケット代として当日一般2,200円×29日分×127万6,000円、買い子のバイト代1日1万円×20人×29日分=580万円。そして、缶バッジが1日1,000個=重量1.75kgとして、送料が1箱3,100円×29箱=8万9,900円。

5,220万円(売値)ー127万(チケット代)ー580万円(バイト代)ー9万(送料)=約4,500万円。ここから缶バッジ購入金額(仕入れ)の1,740万円を引き、11月分だけで2,770万円。同様に、売値を2倍としたら、3,480万円-121万円-580万円-9万円-1,470万円=1,030万円。どっちにしろ税の申告は必要ですよね…」(うめさん)

あくまでもこれは、いち個人であるうめさんが推算した、アニメイベント一例の約1ヶ月分における金額だ。

アニメやゲーム、家電量販店、アミューズメントパーク、ブランドショップ、ドラッグストアなど、日本中のあらゆる分野で「中国人転売ヤー」による同様の行為が横行しているのが現状だ。

さすがに国税庁もこういった事態は認識しているはずだが……。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・はやかわ リュウ)

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