路上に駐車して避難する場合、「キー」は持って行く？置いて行く？ 運転中に大地震…JAFがもしもの時の対処法を解説

車を運転中など、いつどこで起きるかわからない自然災害※画像はAIが作成したイメージです（wiparat/stock.adobe.com）

JAFの公式Xアカウント（@jaf_jp）が、先日発生した宮崎県での地震を受け、「車を運転中など、いつどこで起きるかわからない自然災害。もしもの時に備えて注意点を確認しておきましょう」と呼びかけています。緊急時にどのような行動を取れば良いのか詳しく解説しています。

道路の左側に車を停止、路上に駐車する時は「キー」を置いていこう

車を運転中に大きな地震の発生や緊急地震速報があった場合は、ゆっくりとスピードを落とし、できるだけ安全な方法で道路の左側に車を寄せ停止させましょう。路上に駐車して避難する場合は、「キー」を置いていくのも忘れずに。

①道路の左側に車を停止させよう
車を運転中に大地震が発生したときは、周囲の車が地震発生の情報を知らないことも考えられます。慌てて自分だけスピードを落とさないようにしましょう。周囲の状況を確認しながら、「ハザードランプを点滅させる」などして注意喚起をします。車の操作も慌てずに、急ブレーキを避けてゆっくりとスピードを落としていきます。そのうえで、ゆっくりとハンドルを切って、できるだけ安全な方法で道路の左側に車を寄せ停止させます。

②安全のため揺れがおさまるまで車内で待機しよう
車を停止させても、慌てて車外に飛び出すと後続車との接触や地震での落下物など危険な場合があります。揺れがおさまるまでは車外に出ず、そのまま車内で待機します。その間、スマートフォンやラジオなどで情報収集しましょう。震度や規模、周囲の状況に応じて適切な行動をしてください。

③路上に駐車して避難する場合は、「キー」を置いていこう
車を置いて避難する場合は、できるだけ道路外の場所に移動しておくことが理想です。やむを得ず道路上に置いて避難する場合は、道路の左側に寄せて駐車し、エンジンを止めてサイドブレーキをかけ窓を閉めましょう。緊急車両や救援車両の通行の妨げになった場合に、すみやかに移動させる必要があります。ドアのロックはせず、「キー」はスピードメーター周辺など、車内の目立つ場所に置いて避難しましょう。

▽出典
・JAF 公式X／いつどこで起きるかわからない自然災害。クルマを運転中など、もしもの時に備えて、注意点を確認しておきましょう
・JAF 公式HP／クルマを運転中、大きな地震の発生や緊急地震速報があったらどうすべき？