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憧れの「猫ちゃん」をお迎えしたら…大惨事!「柱が傷だらけ」「布が全滅」こんなに家がボロボロになるなんて

まいどなニュース / 2025年1月28日 14時20分

きゃー!やめてー!

家庭で飼われている頭数が犬よりも多く、飼っていなくても地域猫などで身近に感じる方も多い「猫」。いつかわが家にもお迎えしたいと憧れている方も少なくないでしょう。

しかし、賃貸物件ではペットの飼育が制限されることが多く、選べる物件が少ない、家賃が高いなどの問題があります。そのため「マイホームを購入したらペットショップに行く?それとも保護猫をお迎えする?」と楽しみにしている方もいるかもしれません。しかし、実際に猫を飼っている人たちに聞くと、大変なことも多いようです。

爪とぎ→研がない、柱や壁に家具→研ぐ

関東在住のAさん(40代、主婦)は、子どもの頃から憧れていたロシアンブルーの子猫を生後3カ月で迎えました。小さな体で部屋を駆け回る姿に「夢が叶った!」と感動したのも束の間、子猫があらゆる場所で爪とぎを始める事態に直面します。

こんなこともあろうかと、前もってネットであらゆる「爪とぎアイテム」を購入しておいたAさん。段ボール、麻ひも、木製、マタタビ粉末付などなど、家のあちこちに配置して、子猫が爪とぎのしぐさをはじめたら誘導する日々でしたが、なぜか子猫は家の柱や収納扉、ダイニングテーブルの脚など、研ぎやすそうにもない場所ばかり好んで爪をたてるのでした。

「ペットショップで相談したら、子猫にとって爪を削るだけではなくてリラックスをするための行動でもあるそうで、それを聞いちゃうと『ダメ!』って言いにくくて」とAさん。「傷もついちゃったし、もうどこで爪とぎしても仕方ないか、ってあきらめモードです。夫はまだ必死に爪とぎアイテムに誘導しようと追いかけまわしてますけど、もう爪とぎ見たら先に逃げるようになっちゃってダメですね」と力なく笑います。

とにかくファブリックが置けない

Bさん(東海在住、50代、事務)家で飼われている猫ちゃんは、娘さんが小学生の頃、公園の片隅に段ボールに入れられていたところを迎えた子たちだそうです。3匹一緒に捨てられていたけれど、1匹は残念ながらすぐに亡くなってしまい、今は2匹の兄弟猫が暮らしています。

2匹とも家族に懐いていて可愛がっているものの、困っているのが猫たちのスプレー行為。スプレー行為とは、猫が行うマーキング行動の一種で、おしっこをかけて自分の匂いを付けて回ることです。

特に、なぜか布をめがけてスプレー行為をすることが多く、カーテンやクッション、マットやカバー類などが何度も被害にあったそう。そこで最近は、カーテンは金属製のブラインドに変更、ファブリックはすべて無くして寝室は進入禁止に。家中のマットをなくし、唯一無くせなかったバスマットは使う時だけタオルを敷くことにしました。

去勢手術後もスプレー行為がなくならない猫ちゃんは珍しいらしく、獣医師さんも首をかしげているそうです。

飾り棚なんて使えない しかし…!?

関西在住のCさん(30代、会社員)は、譲渡会で出会った猫を迎え入れました。幸い環境の変化にもすぐ慣れてくれて、病気をすることもなく、トイレの位置もすぐ覚えてくれるいわゆる「飼いやすいタイプ」の猫ちゃんだそうです。

しかし、猫ちゃんのために唯一諦めたのが、おしゃれなインテリア。

壁にニッチを設けて花やディフューザーを置いたり、飾り棚にお気に入りの調理道具をレイアウトしたり、観葉植物を取り入れたりと、おしゃれなインテリアが自慢の注文住宅に住んでいましたが、普段はお利口にしている猫ちゃんが、「高いところにあるものを下に落とす」といういたずらだけはやめてくれませんでした。

「もうあきらめて飾り系のアイテムは全部捨てました!もともと細かい小物をたくさん置きたいタイプでしたが、そのためにどうしても埃がたまったりしていましたから…小物全撤去でかえって部屋がスッキリしたんだ、と思うことにしています」

猫ちゃんをお迎えするなら、こんなことも想定する「覚悟」も必要なのかもしれませんね。

(まいどなニュース特約・中瀬 えみ)

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