1200円課金で、新幹線で快適ワーク 「こんな席あるんだ？！」「最高やん」「隣席ガチャも回避」

１２００円課金すれば、「S　ＷｏｒｋＰシート」が予約でき１席半が利用可能（提供：ＪＲ東海）

　東京から博多間で出張などの移動がある人に、おすすめの課金がＳＮＳで話題になりました。それは普通車指定席に１２００円追加すると予約できる「S　ＷｏｒｋＰシート」です。

　この席は、ＡＢＣの３列席の中央Ｂ席にパーティションを設けたＡＣ席のこと。つまりＢ席の半分もプラスで使用できることになり、半透明のアクリルパーティションのおかげで隣の人の影響を受けにくくなります。隣の席にどんな人が来るかで、移動の数時間が苦痛になることもよく話題になりますが、そんな「隣席ガチャ」も回避可能だと、これは使わない手はないと注目されました。

　Ｂ席部分には中央のパーティションだけでなく、ドリンクフォルダーが用意されています。そのため入力がしやすいように少し傾斜がつけられたシート正面のテーブルは、パソコンに特化して使用できるというのも、移動中に仕事がしたい人や集中して動画視聴したいという人にピッタリ。

　「S　ＷｏｒｋＰシート」は、東海道・山陽新幹線の１６両編成の「のぞみ」「ひかり」「こだま」の７号車（普通車指定席）に設置されています。７号車はビジネスパーソン向けの「Ｓ　Ｗｏｒｋ」車両で、同車両内の３列シート部分の１０席が「S　ＷｏｒｋＰシート」になっています。

　「Ｓ　Ｗｏｒｋ」車両は、新幹線内のフリーＷｉ－Ｆｉが使用でき、Ｗｅｂミーティングや携帯電話の通話もまわりの人に配慮しつつ座席で利用が可能です（お互いさま精神で！）。

　「S　ＷｏｒｋＰシート」の予約は、ＪＲの「インターネット予約」や「きっぷうりば」で受け付けています。料金は、普通車指定席に１２００円を追加すればＯＫ。

　ＪＲ東海の広報担当者は、「隣席に人が来ず、パーソナルスペースが広い点について、特にご満足いただけていると認識しています。今後『S　ＷｏｒｋＰシート』を増やすかどうかは、ご利用状況を踏まえて検討していきます」としています。

（まいどなニュース／Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子）