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保護した子猫「もう手放せない」里親を探す意向だった夫が心変わり 道端でうずくまっていた子猫と歩んだ11年の軌跡

まいどなニュース / 2025年2月2日 9時0分

子猫時代、カメラをじっと見つめるさぬき丸さん(画像提供:さぬいちさん)

動物との出会いは、人生に新しい喜びと彩りをもたらします。特に、思いがけないタイミングで訪れる出会いは、心に深く刻まれるでしょう。

X(ツイッター)ユーザー・さぬいちさん(@sanuichi)と愛猫「さぬき丸」さんの物語も、そんな偶然の出会いから始まりました。

雨の日に訪れた出会い

さぬき丸さんとの出会いは、2013年10月16日の台風の雨の日でした。

「犬の散歩中、道端でうずくまっている子猫に気づきました。あまりの小ささに驚いたのを覚えています。とても放っておくことはできませんでした」

飼い主さんは、その小さな命を家に連れ帰りました。当初、夫の意向もあり、里親を探すつもりだったといいます。

「1カ月ほど一緒に暮らしているうちに、夫のほうが情が移って『手放せない』と言い出したのです。そこで家族として迎え入れることを決めました」

飼い主さんにとって、猫と暮らすのは初めてした。こうして当時、生後6週間ほどだった子猫の女の子、さぬき丸さんは新たな猫生を歩み始めたのです。

初めての猫と暮らし、飼い主さんが驚いたことは

保護当日、さぬき丸さんはすぐ家での生活や飼い主さん家族に慣れてくれました。膝の上に乗ってそのまますやすや眠り始めた直後、飼い主さんは不安に駆られたそう。

「何やらゴロゴロという音が聞こえてきました。もしかしたら体調が悪いのではないかと思い、翌日、病院へ。すると、先生から『それは猫がリラックスしているときの音です』と教えてもらい、とても驚きました」

こうして飼い主さんはひとつひとつ猫について知識を深めていきました。さぬき丸さんの体調に異変を感じたときは、どのようなことでも病院へ行き相談するように心がけたのです。そして、さぬき丸さんを迎えて数日経ったころ、明らかな体調不良が見られました。

「下痢が続いたので、夜間診療に駆け込みました。検査の結果、コクシジウムが寄生していることがわかり、薬を飲ませて様子を見ることに。下痢が続くと命に関わる場合もあると聞き、とても心配しました。幸い、数日で回復してくれたので安心したのを覚えています」

飼い主さんは小さな命の健気さに触れ、深い愛情を育んでいったのです。

11歳を迎えた今、飼い主さんの思い

さぬき丸さんは、現在11歳を迎えました。

甘えん坊でありながら、少しツンデレな一面も持ち合わせています。

「私のあとをついてきてよく甘えますが、夫には猫パンチをしたり文句を言ったりします(笑)。リアクションが全然違っておもしろいですね。Xには『あはれ夫氏シリーズ』として投稿しています」

また、キレイ好きで賢い一面も。「ドアを自分で開けられるのですが、私がいると『開けて』と甘えてきます」と、飼い主さんは教えてくれました。

「今後の課題は、少しでも病院に慣れてもらうこと。健康に気をつけながら、おいしいものをたくさん食べて元気に過ごしてほしいと思います」

最後に、飼い主さんはさぬき丸さんへの思いをこう語ってくれました。

「うちの子になってくれてありがとう。これからも1日でも長く一緒に過ごせたら幸せです」

家族に愛され、さぬき丸さんはこれからも穏やかな日々を紡いでいくことでしょう。

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

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