「猫が段ボール箱に入ってる！」親に懇願して迎えた子猫 ともに過ごして6年…黒猫の弟が加わり、家族はさらににぎやかに

保護当時、とても小さかったレモンちゃん（画像提供：ツンデレのレモンさん）

「猫がダンボールに入っている！」。今から6年ほど前、X（旧Twitter）ユーザー・ツンデレのレモンさん（@tundere_lemon）は、兄のもとに突然、そんな連絡が入ったことを知ります。

急いで現場に直行すると、子猫がひとりぼっちで段ボールの中にいたのです。それがキジトラの女の子で当時、推定1歳ほどの「レモン」ちゃんとの出会いでした。

レモンちゃん迎えて新生活スタート

レモンちゃんを連れて家に帰った飼い主さんは、親に事情を話すも最初はお迎えすることを反対されてしまったといいます。

飼い主さんは根気よく親を説得。ようやく承諾を得ることができました。

レモンちゃんと暮らし始めた飼い主さんの生活は、それまでとはガラリと変わったそう。家の中を縦横無尽に駆け回り、活発に動き回るため、後片付けに追われました。大変なこともあったものの「新しい家族が増えたことがとにかくうれしくてたまりませんでした」と飼い主さんは振り返ります。

そして、レモンちゃんとの暮らしが落ち着いてきたころ、新たな出会いが訪れました。

譲渡会で出会った黒猫のミントくん

2024年12月、黒猫の男の子「ミント」くんが家族に加わりました。

出会いのきっかけは、飼い主さんが譲渡会を訪れたこと。「ひと目見て、心を奪われました」と飼い主さんは当時の心境を明かしています。熟慮の末、ミントくんをお迎えしました。

レモンちゃんとミントくんは、姉と弟のような関係を築いているそうです。

「レモンは、とてもツンデレ。名前を呼んでも、遊びに誘ってもよく無視されます。ごくたまに遊びの誘いに応じてくれたときは、とてもうれしいです。一方、ミントはまだまだやんちゃ盛り。家中を走り回ったり、レモンのごはんを横取りしたりと元気いっぱいです」

レモンちゃん、ミントくんとのにぎやかな日々

レモンちゃんは、現在、推定6歳から7歳。ミントくんは、生後5カ月を迎えます。

おうちでのびのびと過ごしているレモンちゃんとミントくん。「レモンには、もう少しおもちゃで遊んでほしいですね。ミントももう少し落ち着いてくれたら……」と語る飼い主さんは、ふたりのペースを尊重し温かく見守っているようです。

「これからもふたり仲良く過ごしてほしいと思っています」

飼い主さんのおうちで家族になったレモンちゃんとミントくん。さらににぎやかさを増した日常をともにしながら、楽しい思い出をたくさん作っていくことでしょう。

（まいどなニュース特約・梨木 香奈）