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誰にも気づかれず未来の時を刻む京都市役所前の時計「何か特別な暦?」「さすが京都」と話題に 19年半のズレはなぜ?市役所に聞いた

まいどなニュース / 2025年2月3日 19時5分

時間は合っています(2025年1月10日撮影、下村 れーじ R.S.さん提供)

「京都市役所前の時計ズレすぎ
 2044年8月11日になってる」

2025年2月2日に投稿された1枚の写真が「ズレるにもほどがある」とXで大きな話題になっています。今から19年と半年ほど先という微妙な未来の時を刻むこの時計は一体…?

投稿したのは下村 れーじ R.S.さん(@minghetaxi19538)。実はおよそ1カ月前の1月10日にも「2044.7.19」と表示された同じ時計を撮影し、「え?未来きたんやが」と投稿しましたが、その時はほとんど注目されませんでした。

下村 れーじ R.S.さんがこのバグに初めて気づいたのはその1月10日、夜の散歩中だったそうです。「普段あまり行かない市役所まで来てふと時計を見ると『2044』と表示されてすぐ消えてしまったので、興味本位で立ち止まって見続けていると、約10分後にまた『2044.7.19』と表示されました」

ちなみに年月日はズレていますが、時計の時刻自体は正確なのだそうです。「周りで特に話題になったこともないですし、昨日友人にも話してみましたが、全然気づいていませんでしたね」と下村 れーじ R.S.さん。Xに投稿すると「京都市役所だけ違う時空にあるのか?」「この市役所だけ未来行ってて草」「流石京都、未来に生きてやがる……!」「京都だと何か特別な暦なのかも…とか思っちゃう」などと面白がる人が続出しました。中にはGPSの時刻情報が1024週(19.6年)ごとに0になる「GPSロールオーバー」に起因するのでは—、と考察するコメントもありました。

京都市に問い合わせてみると、あの不思議な形をした時計は彫刻家の野村仁氏(1945-2023)による「宇宙の時間」というアート作品の一部で、2000年に河原町御池交差点に設置されました。時計塔は「ゴールドリング・煌(きらめき)」と名づけられており、日本(京都)の年月日と現在時刻、さらに京都市の姉妹都市(パリやボストンなど世界9都市)の時刻が切り替え表示されるようになっています。

京都市総合政策室の担当者は「私たちもXの投稿で本日(2月3日)把握したところです。今のところ原因は不明で、いつからズレてしまったのかもわかりません」と困惑気味。すでに業者には連絡済みで、「原因究明と修正を急ぎたい」としています。

担当者によると、時計のメンテナンスは年1回。直近では昨年2月に実施したといい、「おそらくその時にはズレていなかったと思うのですが…」と首を傾げます。Xで指摘があった「GPSロールオーバー」の可能性に関しては、「現時点では何とも言えません」とするにとどめました。

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