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京都・哲学の道にふさわしい舗装とは 石畳風のアスファルト舗装?それとも地道のまま?

まいどなニュース / 2025年2月12日 7時0分

鴨川河川敷で舗装された路面を確かめる委員たち(京都市左京区)

 哲学の道(京都市左京区)の利便性向上や景観に合う路面のあり方を考える「デザイン検討会議」が、市内各地の遊歩道で現地視察した。委員は種類の異なる路面やその効果などを確かめ、哲学の道の景観に調和したデザインを模索する上での参考とした。

 哲学の道では、過去にアスファルト舗装された一部区間の路面が劣化。市が改修工事を検討する中、大学教授や地元関係者らで構成する会議を設置した。若王子橋から北端の銀閣寺橋までの約1・5キロが対象で、舗装が選択肢の一つに挙がる。過去に一部で舗装工事が進められたが住民から反対の声が上がり、現状の未舗装部分が残った経緯がある。

 2024年10月に開かれた初回の検討会議では、委員から、未舗装の地道を生かした路面をはじめ、石畳風のアスファルト舗装や折衷案が挙がった。また、市内の主な遊歩道での現地視察も提案された。

 視察は12月17日にあり、委員10人が哲学の道、府立植物園西側の半木(なからぎ)の道(同区)と近くの鴨川河川敷、白川筋(東山区)を訪れた。半木の道では、地道と舗装されたスロープ部分を踏み比べ、アスファルトの砂利の大きさや色味などを確認した。

 鴨川河川敷の舗装部分については、補修の頻度や強度などを府京都土木事務所職員に尋ねるなどした。石畳風の舗装が施された白川筋では、市の担当者が、周辺の寺社に合わせたデザインになっていると説明した。

 検討会議の議長で京都大の川﨑雅史教授(都市デザイン)は「路面のデザインはいろいろあるので、地域性に合ったバランスの良いものにするために何を守るかが大切になる」と話した。

(まいどなニュース/京都新聞)

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