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不動産の「サムティ」が野球部発足、元オリックス小川氏が監督就任「名門にしたい」 社会人の企業チームは増加傾向

まいどなニュース / 2025年2月7日 22時0分

サムティ硬式野球部の記者発表会で意気込みを語る小川博文監督=兵庫県三木市

不動産事業などを手掛けるサムティ株式会社(本社・大阪市)は今シーズンから、硬式野球部を発足させる。このたび兵庫県内で記者発表会を開き、小川博文監督(元オリックス)らが意気込みを語った。

1982年に創業し、全国各地で不動産開発やホテル事業などを手掛けるサムティ。地域貢献や幅広い人材が活躍できる環境づくり、社員の一体感醸成などの観点から、野球部立ち上げに至った。同社が運営するテーマパーク「ネスタリゾート神戸」(兵庫県三木市)に、チームのクラブハウスや室内練習場といった活動拠点を構える。

元阪神の尾仲らが入団

初年度の選手は23人で、プロ野球阪神などでプレーした尾仲祐哉投手(29)、広島などでプレーした曽根海成・内野手兼野手コーチ(29)らが入団。監督には、オリックス・ブルーウェーブで内野手として連覇・日本一に貢献した小川博文さん(57)を迎えた。

尾仲、曽根の両選手を除いた21選手は全員大卒1年目という、フレッシュなチーム構成。選手はみな正社員として、寮生活を送りながら社業と野球の両立を図る。チームはすでに日本野球連盟加盟の承認を得ており、都市対抗大会や社会人日本選手権といった全国大会出場を目指す。

ネスタリゾート神戸で開かれた記者発表会で小川監督は「ユニフォームを着ると気が引き締まりますね。やるぞ、という感じ」と意気込みを語った。

小川監督自身もプロ入り前、社会人野球(プリンスホテル)で4年間プレーした。「まさか自分が社会人チームの監督になるとは。プリンスホテルは都市対抗も日本選手権も出て当たり前というチームで、そういう環境で成長させてもらった。サムティもみんなから認められる、愛される名門チームにしていきたい」とし「選手1人1人としっかりコミュニケーションをとって、チーム全体が同じ方を向いて戦えるようにしないといけない。やるからにはてっぺん(日本一)しか見ていません」とした。

当面は練習やオープン戦でチームづくりを進め、公式戦デビューは8月に姫路市で開幕する県秋季大会の予定。

   ◇   ◇   ◇

2024年当初時点で、日本野球連盟に加盟しているのは全国で346チーム。そのうち企業登録チームは2010年台から増加傾向にあり、2011年の72チームから、24年は93チームにまで増えている。直近では、パチンコ大手のマルハン(本社:京都・東京)北日本カンパニーが、元ヤクルトエースの館山昌平さんを監督に迎えてチームを発足させた。

(まいどなニュース・小森 有喜)

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