大村智さん:ノーベル賞の功績たたえ母校に記念館

毎日新聞 / 2017年9月13日 13時44分

山梨大に建設が予定されている「大村智記念学術館」のイメージ図=山梨大提供

 ノーベル医学生理学賞を受賞した大村智さんの母校である山梨大は、大村さんの功績を記念して、研究成果などを紹介する「大村智記念学術館」を建設することを決めた。【松本光樹】

 同大によると、同館は2階建て。甲府市武田4の甲府キャンパスのY号館に隣接した、武田通りに面した場所に建設する。

 アフリカなど熱帯地域で毎年3億人を救う抗寄生虫薬「イベルメクチン」を発見した研究の紹介や、在学当時の論文、使用した実験機器を展示するコーナーを設ける。また、ワインやクリスタル、燃料電池といった同大の特色のある研究成果も順次展示していく予定だ。

 建物の2階部分には「大村記念ホール」も整備する。講演会やシンポジウムなどに利用できる多目的ホールで、収容人数は約150人。

 総工費は周辺整備も含めて数億円を見込んでいる。大学が2015年12月にノーベル賞受賞を記念して募った「大村智記念基金」を充てるという。10月中旬に起工式を行い、今年度中に完成する予定。来年夏までの開館を目指している。

 山梨大は「観光で山梨を訪れた人も立ち寄ることができるようにしたい。大村さんの研究成果はもちろん、山梨大の現在の研究も幅広い人に発信できる施設になれば」と話している。

毎日新聞

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