堺・母子殺傷:出頭の内縁関係の男を逮捕 母の殺人容疑で

毎日新聞 / 2017年9月14日 11時10分

母子が刺された現場付近を調べる捜査員ら=堺市中区で2017年9月14日午前0時56分、久保玲撮影

 13日午後10時ごろ、堺市中区八田北町の4階建てマンションの一室で、母子が刺され、男が逃げた、と女性の声で119番があった。住人の二瀬恵美さん(35)が搬送先の病院で死亡が確認され、娘(4)が腹部を刺され重体。大阪府警は二瀬さんと内縁関係にある同居の無職、小林茂信容疑者(48)が関わったとみて捜査し、14日未明に西堺署に出頭してきた小林容疑者を、二瀬さんへの殺人容疑で逮捕した。

 府警によると、母子はリビングで胸や腹を数カ所刺されており、二瀬さんには刃物が胸から背中まで貫通したとみられる傷もあった。通報したのは小林容疑者の元妻で中区に住む女性(47)。13日夜、小林容疑者が血の付いた包丁を持って訪問。「今の嫁と娘を刺した」と話し、包丁を置いて原付きバイクで逃走したという。女性が二瀬さん方を訪れ、室内で血を流して倒れている母子を発見した。

 出頭した際、「二瀬さんがしていたダイエットを巡って口論となり、気がつくと刺さっていた」などと話したといい、府警は口論の末2人を刺したとみて詳しい経緯を調べる。

 二瀬さんは小林容疑者と同居中の昨年5月、「平手で顔を殴られたり、足で蹴られたりした」と西堺署にDV(ドメスティックバイオレンス)の相談をしていた。同7月に二瀬さんから「別れたので大丈夫」と報告があり、同署は対応を終了していたという。

 現場は泉北高速鉄道深井駅の西約1キロの住宅街。女性の悲鳴が響き、救急車が駆け付け、雰囲気が一変した。

 現場近くの友人宅にいた男性(20)は「午後9時半ごろ、『きゃー』という女性の悲鳴を聞き、しばらくすると救急車が来た」と驚いた様子。近くの飲食店の女性(79)は「店の2階から様子を見ていると、女性と女児が救急車で運ばれていった。怖い」と話した。マンション脇の駐車場で血だまりもできていたという。

 小林容疑者の親族の女性は「二瀬さんとけんかが絶えず、別居していたが最近家に戻ると聞いた。安心していたのにこんなことになるなんて」と戸惑いながら話した。【山田毅、村田拓也、藤河匠】

毎日新聞

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