ボードゲーム:目の見えない人も一緒に 装飾工芸家が開発

毎日新聞 / 2017年10月13日 10時35分

視覚障害の有無に関係なく対等に遊べるボードゲーム「目我天」を開発した山本光夫さん

 目の見える人も見えない人も一緒に対戦を楽しんでもらおうと、東京都奥多摩町の装飾工芸家、山本光夫さん(58)が新たなボードゲームを開発した。駒の種類や盤面の状況が手で触っただけで簡単に分かるよう工夫したといい、「目が手になっている」という意味を込めて「目我天(めがて)」と名付けた。「障害の有無に関係なく、対等に勝負できるものができた」という自信作だ。

 山本さんは本業のタイル装飾の仕事のかたわら、ボードゲーム創作を20年以上続けている。「視覚障害があっても楽しむためにはどうしたらいいか」というゲーム仲間の一言をきっかけに、「今あるゲームを視覚障害者向けに調整するのではなく、見える人と見えない人が同じ土俵で対戦できるゲームを作ろう」と考えた。

 完成した新作で使う円形の駒は、平らなもの▽中央に穴が開いているもの▽二つを貼り合わせた厚みがあるもの--の3種類。ボードの盤面には、線で区切られたマス目ではなく、縦横に4列ずつ計16カ所の丸いくぼみを設け、片手でもどこにどの駒を置けばいいか分かるようにした。

 ルールも簡単で、表面が同じ種類の駒を縦か横か斜めに四つ並べるか、同じ高さに駒を四つ並べるか、1・2・3段と駒を階段状に積むことができれば勝ち。2~6人で対戦できる。

 山本さんは障害のない人にも「一度アイマスクをしてプレーしてみて」と勧める。ゲームを通じて目が見えない世界を実感することができるといい「互いを一層理解し合えるコミュニケーションツールになれば」と話す。

 1セット5800円(税・送料別)。詳細は山本さんのサイト(www.logygames.com)。問い合わせはギフトボックス(0428・85・2070)へ。【山田麻未】

毎日新聞

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