絵本:「もったいないばあさん」インドで出版

毎日新聞 / 2018年1月14日 19時41分

インドで翻訳された絵本「もったいないばあさん」の表紙

 【ニューデリー金子淳】毎日新聞で「もったいないばあさん日記」を連載中の絵本作家、真珠まりこさんの絵本「もったいないばあさん」(講談社)がインドで翻訳、出版された。公用語ヒンディー語と英語を併記しており、年内にこのシリーズの別の話2作も出版される。真珠さんは「『もったいない』は思いやりや敬意など深い意味が込められた言葉。インドで意識改革の役に立てればうれしい」と話している。

 「もったいないばあさん」は、ごはんを残したり短くなった色鉛筆を捨てたりすると「もったいなーい」と言って現れるおばあさんの話。国際協力機構(JICA)の事業の一環で出版された。インドではゴミのポイ捨てが問題化しており、モディ政権が環境美化キャンペーンを進めている。絵本を通じて「もったいない精神」を広め、環境改善への貢献を目指す。

 13日に首都ニューデリーで開かれた出版記念イベントでは、真珠さんと翻訳者が読み聞かせや絵描き歌を披露した。参加した小学6年、プリティシュさん(11)は「とても面白かった。むやみに物を捨ててはいけないんだと分かった」と話した。絵本はタミル語など11の地方言語への翻訳も検討されており、今後もインド各地で読み聞かせが行われる。

毎日新聞

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