スカイプ:遠方でも手話相談 TV電話機能で 和歌山

毎日新聞 / 2018年4月17日 9時49分

スカイプを使った手話相談に応じるスタッフ=和歌山県聴覚障害者情報センターで2018年4月13日、高橋真志撮影

 和歌山県は今月、聴覚障害者の日常生活での困りごとや相談などにパソコンのテレビ電話機能「スカイプ」を通じて応じる手話相談サービスを始めた。県聴覚障害者情報センター(和歌山市手平2)に常駐する手話通訳者が対応する。これまでは対面相談しかなかったが、県は遠方の聴覚障害者を中心に利便性向上につながると期待している。【高橋真志】

 県によると、音声による意思疎通が難しい聴覚障害者は県内に約400人いる。電話を使えないため、これまでは相談したい場合には同センターに出向く必要があった。相談内容は、補聴器の選び方や車の運転に関することなど日常生活を送るために必要な事柄が多いという。

 新サービスは、インターネットの「スカイプ」を使って「相談 県聴覚障害者情報センター」と検索して接続し、「ビデオ」マークを押すと、同センターのパソコンにつながる。同センターでは着信が光で通知され、手話通訳士の資格を持つスタッフらが無料で相談に乗る。

 自らも手話通訳士の小薮恵美子・同センター所長は「これまでは時間と交通費がネックになり、遠方からの相談者がほとんどいなかった。パソコンなら画面が大きく、実際に対面しているのと変わらない。多くの人に気軽に相談してほしい」と話している。

 利用時間は水曜・日曜・祝日を除く午前9時~午後5時45分。問い合わせは県障害福祉課(電話073・441・2530、ファクス073・432・5567)まで。

毎日新聞

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