千葉23万戸で停電続く 東電は1万1000人態勢で作業

毎日新聞 / 2019年9月13日 0時28分

停電が続く自宅で懐中電灯をともして夜を過ごす夫婦。「片付けの疲れですぐ眠りに落ちても暑さで寝苦しい」と話した=千葉県館山市北条で2019年9月12日午後7時、北山夏帆撮影

 台風15号による大規模停電が起きている千葉県内では、13日午前0時時点で23万5900戸で停電が続いた。東京電力パワーグリッドは12日午前、千葉市と四街道市、印西市の全域が同日中に復旧するとの見通しを示したが実現しなかった。設備の改修を急ぐが、県全域で停電が解消するまでの日数は見通せていない。

 13日午前0時時点の停電戸数が多いのは、市原市2万4200戸▽千葉市2万1500戸▽南房総市と館山市がそれぞれ1万8100戸▽鴨川市1万5000戸――など。他電力からの応援2500人を含め、約1万1000人態勢で作業している。

 同社は記者会見で、千葉市など3市と八千代市の全域が12日中に復旧する見通しを明らかにした。しかし作業が追いつかず、このうち停電が全域で解消したのは八千代市だけにとどまった。同日正午時点の停電戸数は約33万戸だった。

 復旧が遅れるのは、倒木が多く、状況の把握に時間を要し、改修規模が当初の予想を上回っているためだ。会見した塩川和幸技監は「被害想定が甘かったと反省している」と述べた。

 停電の影響で、県内は電話やインターネットの通信障害も続いた。NTT東日本によると、12日午後2時時点で固定電話約3万1000回線が不通だった。通信施設の非常用電源が切れたことが主な原因で、移動用電源車75台を全国から集めて復旧を急ぐ。

 断水は午後4時時点で南房総市などの2万9499戸に上った。

 一方、千葉県は12日、41市町村に災害救助法を適用することを決めた。【畠山哲郎、大久保昂】

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