旭川・17歳橋転落死 被害者と容疑者、事件前日に初めて会ったか

女子高校生が転落させられたとされる神居大橋＝北海道旭川市で2024年6月12日、後藤佳怜撮影

　北海道留萌（るもい）市の女子高校生（17）が橋から川に落とされ殺害された事件で、殺人などの疑いで逮捕された旭川市の無職、内田梨瑚（りこ）容疑者（21）と被害者の高校生が事件前日に初めて会ったとみられることが13日、捜査関係者への取材で判明した。

　内田容疑者と高校生が事件前にSNS（ネット交流サービス）のダイレクトメッセージで連絡を取り合っていたことも判明。北海道警は2人がSNSを通じて知り合ったとみて、詳しい経緯を調べている。

　内田容疑者は4月19日、旭川市の無職の女性（19）と共謀し、同市神居（かむい）町のつり橋「神居大橋」から約10メートル下の川に高校生を転落させ、殺害した疑いが持たれている。遺体は5月下旬に石狩川で見つかり、死因は溺死だった。

　道警によると、内田容疑者らは4月18日夜、自身が写った画像をSNS上で無断使用されたことから高校生を呼び出し、車で監禁。留萌市から旭川市の現場へ連れて行き、暴行やわいせつ行為の末に殺害したとみられる。事件を巡っては、内田容疑者ら10～20代の男女4人が監禁や恐喝、不同意わいせつなどの疑いで逮捕されている。【伊藤遥、後藤佳怜】