「除霊」と高校生の体触った疑いで逮捕 内妻に詰問され自ら110番

福岡県警本部

　除霊と称して女子高校生（当時16歳）の体を触るなどしたとして、福岡県警は18日、横浜市神奈川区西寺尾2、会社員、奥薗琢磨容疑者（23）を準強制わいせつ容疑で逮捕した。「わいせつな行為をしたことは間違いない」と容疑を認めているという。

　逮捕容疑は2023年3月6日午後9時10分ごろから約30分間、当時住んでいた福岡県久留米市の自宅で、同県広川町の女子高校生に、除霊と誤信させ抵抗できないのに乗じ、胸や下半身を触るなどのわいせつ行為をしたとしている。

　県警によると、女子高校生は、奥薗容疑者と同居する内妻の子供の同級生だった。一緒に遊んでいた女子高校生に奥薗容疑者が「よくないことが起きるよ」などと話し、その翌日に除霊と称して自宅に招いていたという。

　内妻と子供も同じ部屋で一緒に「除霊」を受けていたが、暗くした室内で女子高校生だけがわいせつ行為を受けたという。女子高校生は「除霊」と信じ込んでいたが、23年8月に友人に奥薗容疑者から受けた行為を伝えたことを契機に女子高校生の体を触っていたことが内妻に伝わり、内妻に問い詰められた奥薗容疑者が自ら110番していた。【宗岡敬介】