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たま駅長命日、貴志駅にファン集う 後継「ニタマ」が榊を奉納

毎日新聞 / 2024年6月23日 9時30分

小嶋光信社長に抱かれ、神職の装束で“宮司”役を務めた「ニタマ」(手前)。左奥は「よんたま」=紀の川市の貴志駅で2024年6月22日午前11時28分、藤木俊治撮影

 和歌山電鉄貴志川線・貴志駅(紀の川市)の初代駅長として人気を集め、2015年に死んだ三毛猫「たま」の“命日”に当たる22日、在りし日をしのぶ「9年祭」が同駅で営まれた。ファンら約100人が往時の猫駅長の活躍を懐かしんだ。

 式典には、たま駅長の後継にあたる「ニタマ」「よんたま」が参列。ニタマを抱いた電鉄の小嶋光信社長が「たまの“社葬”には3000人が来てくれた。和歌山電鉄を再生しただけでなく、多くの人の心の中に住んでいたんだな」とあいさつした。

 ホームにある「たま神社」では、2匹と小嶋社長が「いろいろありがとうございます。来年は10年祭なのでにぎやかにやりたい」と報告。乗客らが見守る中、神職の装束を身に付けたニタマが榊(さかき)を奉納した。海外からの観光客に人気という県内産の「和歌のめぐみ南部の梅酒」も奉納し、試飲会もあった。

 「たま」のファンで奈良市から訪れた藤永涼子さん(53)は「たまは理想的な三毛猫の柄で可愛かった。何年たっても皆が訪れるのはすごい」としみじみ話した。【藤木俊治】

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