能登地震関連死、新たに18人の認定答申 申請は計200件に
毎日新聞 / 2024年6月25日 19時47分
能登半島地震の災害関連死をめぐり、石川県内の関係市町による3回目の合同審査会は25日、新たに18人を認定すべきだと答申した。一方、毎日新聞が関係市町に取材したところ、関連死の申請件数は計約200件(認定済みも含む)に上ることが明らかになった。
関連死はこれまでに30人が正式に認められ、今月18日も22人について認定すべきだと答申されている。このため、今回の地震では計70人になる見通しで、今後も大幅に増えていきそうだ。建物の倒壊など地震が直接的に影響したことによる死者は230人のため、今回の地震の死者数は300人に達することになる。
県によると、25日の合同審査会で認定されたのは、能登町の9人と穴水町の6人、珠洲(すず)市の3人。これとは別に珠洲市の3人と穴水町の2人の計5人も審査されたが結論は出ず、継続審議となった。
答申された3市町は今後、答申を踏まえ正式に関連死と認める見込み。
関連死の申請は相次いでおり、毎日新聞が各市町に21日までの申請状況を尋ねたところ、輪島市79件▽珠洲市約40件▽能登町31件▽七尾市25件▽志賀(しか)町17件▽羽咋(はくい)市2件▽白山(はくさん)市1件――だった。
穴水町は7件と回答したが、5月8日以降の分については「公表しない」という。それでも県内の申請件数は計約200件に達する。七尾市の担当者は「最初の合同審査会以降、報道を見た住民からの申請が増えた」と話す。
関連死について、防災を担当する内閣府は、地震に伴う建物の倒壊など災害が直接的に影響したのではなく、長期の避難生活による疲労や精神的ストレスなど間接的な原因で死亡した場合と定めている。
遺族らが自治体の審査会に関連死の申請をして認められると、生計維持者の場合は500万円、それ以外は250万円の弔慰金が支給される。【深尾昭寛、井村陸、井手千夏】
外部リンク
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1福岡のこども病院でまた…パワハラで職員処分 日常的に「殺すぞ」
毎日新聞 / 2024年6月29日 8時46分
-
2両陛下、英国公式訪問からご帰国 国賓として多くの行事臨まれる
産経ニュース / 2024年6月29日 18時37分
-
3弥彦総合文化会館で配管工事中に爆発事故 1人死亡、5人が重軽傷 新潟・弥彦村
BSN新潟放送 / 2024年6月29日 15時47分
-
4蓮舫氏が激しい雨の中で演説 熱気の聴衆はまるで香港「雨傘運動」のよう
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月29日 9時26分
-
5小学5年生の請願、大和市議会が全員賛成で採択…市の計画に「子どもの意見反映」求める
読売新聞 / 2024年6月29日 8時23分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)