1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

大分・宇佐の親子強殺 無罪主張の被告に死刑判決 大分地裁

毎日新聞 / 2024年7月2日 15時49分

山名さん親子が殺害された現場=大分県宇佐市安心院町で2021年10月22日午後3時13分、辻本知大撮影

 大分県宇佐市の住宅で2020年2月、親子2人が殺害され現金が奪われた事件で、強盗殺人などの罪に問われた佐藤翔一被告(39)=大分市=に対し、大分地裁(辛島靖崇裁判長)の裁判員裁判は2日、求刑通り死刑判決を言い渡した。佐藤被告は一貫して無罪を主張しており、弁護側は控訴する方針。

 佐藤被告は「事件当日に一緒に行動した覆面姿の男3人が真犯人だ」などと訴えていた。殺害現場の目撃証言など直接的な証拠がない中、被告が犯人かどうかが最大の争点だった。

 検察側は公判で、佐藤被告の車のトランクなどに付着した血痕から被害者のものと一致するDNA型が検出されたことや、事件後に被告が血の付いた服を洗濯して捨てたことなどを指摘。「これらの事情が偶然重なることはおよそ想像し難い」などとして被告が犯人だと主張していた。

 起訴状によると、佐藤被告は20年2月2日夜、宇佐市安心院町荘(あじむまちしょう)の農業、山名高子さん(当時79歳)方に押し入り、山名さんと、長男で郵便配達員の博之さん(同51歳)を包丁やはさみなどで複数回刺して殺害し、現金約8万8000円を奪ったとしている。【神山恵、山口泰輝】

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください