大分・宇佐の親子強殺判決 被告、極刑言い渡しに動じず 小さく会釈
毎日新聞 / 2024年7月2日 20時40分
大分県宇佐市の住宅で2020年2月、親子2人が殺害され現金が奪われた事件で、強盗殺人などの罪に問われた佐藤翔一被告(39)=大分市=に対し、大分地裁(辛島靖崇裁判長)の裁判員裁判は2日、求刑通り死刑判決を言い渡した。佐藤被告は一貫して無罪を主張しており、弁護側は控訴する方針。
佐藤被告はこれまでの公判と同様に上下黒のスーツに青色のネクタイ、マスクを着用し、長く伸びた髪を一つに束ねて入廷した。午後3時の開廷後、落ち着いた様子で証言台の椅子に座った。
「被告人を死刑に処する」。判決理由を先に読み上げていた辛島靖崇裁判長が開廷から45分後に極刑を言い渡した際も、佐藤被告は動じる様子を見せず、閉廷後はゆっくりと立ち上がって弁護人に小さく会釈した。刑務官5人に囲まれて法廷を後にした。
判決後、報道陣の取材に応じた田中良太弁護士は「最悪の判決」と述べた。
一方、大分地検の小山陽一郎次席検事は「検察官の主張を裁判員の方々が真摯(しんし)に検討した結果と受け止めている」とのコメントを出した。
判決後の記者会見で裁判員だった大分市の会社員、小手川大也さん(39)は量刑を決めるまで「いろいろ悩んだ」と心情を吐露。同じく裁判員の大分県佐伯市の無職、60代の佐藤春好さんは「ずっと話し合い、チームで結論を出した。決断する時は相当心に負担がかかったと思う」と振り返った。【神山恵、石井尚】
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