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商店街のオープンカフェ、にぎわい創出も治安悪化で営業短縮 栃木

毎日新聞 / 2024年7月3日 17時30分

時間短縮の表示をテーブルに置く店舗=2024年07月02日、松沢真美撮影

 宇都宮市中心部のアーケード型商店街「オリオン通り」で実施されている「まちなかオープンカフェ事業」の実施時間が、6月20日から午後10時までとなり2時間短縮された。オリオン通り周辺が県警により「風俗環境浄化重点地区」に指定されるなど、治安悪化が問題となっていることを受け、見直しを図った。

 同事業は道路占用許可の特例制度を活用。NPO法人宇都宮まちづくり推進機構が主体となり、希望する事業者が店舗前にイス、テーブルやパラソルなどを設置しオープンカフェを営業するもの。中心市街地のにぎわい創出を目的に、2016年の社会実験を経て17年から本格的に実施。人の往来が増加するなど成果を上げてきた。当初は13店舗でスタートしたが、今年4月時点で35店舗が参加している。

 これまでは午前10時から午前0時まで実施していたが、市民からの苦情や事件も増加するなど治安の悪化が問題となっていた。昨年11月、商店街や市、県警など関係団体で「オリオン通り治安維持対策会議」が設立された。今年3月には、県警が同通り周辺地域を歓楽街の環境浄化に向けて定める「風俗環境浄化重点地区」に指定した。

 同機構は治安の維持向上に貢献するとともに参加事業者が健全な店舗であると発信するため、実施時間を短縮。また事業の申し込みをせずに営業している違反者と参加事業者を区別するため、目印として高さ20センチの黄色のコーンをテーブルに設置した。

 同機構の担当者は「参加事業者は全員協力的。これからも商店会などと協力してオリオン通りの治安維持に貢献していきたい」と話している。【松沢真美】

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