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音楽で能登半島地震の犠牲者追悼 7日、奇妙礼太郎さんライブ

毎日新聞 / 2024年7月5日 19時3分

能登半島地震の犠牲者らを追悼する音楽企画「pray for noto」のウェブ向けの告知

 2016年の熊本地震以降、被災地の復興を音楽で支援してきた大分県由布市の谷川義行さん(51)が、能登半島地震での犠牲者らを追悼する音楽企画「pray for noto」を実施する。CMソングなどで人気のシンガー・ソングライター、奇妙礼太郎さんが書き下ろした追悼ソング「満天星」を公開し、支援金を募る。7日には石川県能登町で奇妙さんの無料ライブも行われる。

 谷川さんが主宰するプロジェクト「旅する音楽」は、熊本地震を機に文化支援活動を開始。追悼企画として毎年4月に無料音楽配信を行うほか、小中学生に本物の音楽に触れてもらおうとプロの演奏家らと共演する企画などを実施してきた。

 しかし、今年は元日の能登半島地震を受け、熊本の追悼企画は中止し、能登のために活動することを決意した。追悼の楽曲は、個性的な歌声が人気で、北陸でも数多くのライブ活動をしてきた奇妙さんに依頼。奇妙さんは、昨年ライブで訪れた能登半島が被災したこともあり、快諾してくれたという。

 完成した「満天星」は、7日午後2時から能登町宇出津(うしつ)のいやさか広場で行われる無料ライブで披露される。また同日夜から動画投稿サイト「ユーチューブ」でも無料公開されるほか、支援金を寄付した人には音楽データを提供する。

 また関連企画として、前日の6日午前9時から、谷川さんの音楽仲間で、金沢市の長井晃さんの主宰する音楽プロジェクト「toridori」によるイベント「NOTO AIR~能登のおと」が、金沢市民芸術村で開かれる。写真家や奇妙さんが撮影した能登の写真や映像を展示するほか、トークイベントなどを行い、これからの能登のあり方などについて考える。

 谷川さんは「関心が薄れていくのは避けられないかもしれないが、音楽は、心にとどめていたものを思い出すきっかけになる。何げない日常が遠ざかっている中で、音楽を聴いて一瞬でも気持ちが軽くなってくれたらうれしい」と話している。【阿部弘賢】

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